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Archive for the ‘東海女子’ Category

本日、私は浜松アリーナにて県レディースリーグの観戦です。
が、愛知県は守山スポーツセンターにて東海女子【第4節】が行われます。

 

結果掲載程度ですが・・・。

 

2012東海フットサル女子リーグ【第4節】@守山スポーツセンター

▼10:00
atadura:3
vs(前半:上-下)  試合終了
オーマイガッ(O×M×G):0

 

▼11:30
golrira shizuoka:1
vs(前半:1-1)  試合終了
FALCO LADIES:2

 

▼13:00
estrela/LENDA:0
vs(前半:0-1)  試合終了
Frontier FC:5

 

▼14:30
蹴球小娘/ONZE:5
vs(前半:上-下)  試合終了
AOMIレディースFC:2

 

▼16:00
丸岡RUCKレディース:1
vs(前半:上-下)  試合終了
member of the gang:4

計画を立てていたオーシャンアリーナにも行けず・・・。

結果のご報告程度の掲載となります。

 

■2012東海フットサル1部リーグ【第4節】@鈴鹿スポーツガーデン
▼10:00
大和撫子/VIORA藤枝:4
vs(前半:-1)試合終了
オーシャンズサテライト:3

▼11:30
ROBOGATO:4
vs(前半:2-3)試合終了
Praia Grande:4

▼13:00
NASPA四日市:2
vs(前半:2-2)試合終了
MEMBER OF THE GANG:3

▼14:30
FALCO GIFU F.S.:4
vs(前半:1-0)試合終了
XEBRA:0

▼16:00
DELIZIA磐田:2
vs(前半:2-1)試合終了
Futsal Clube UNIAO:2

 

 

■2012東海フットサル女子リーグ【第3節】@テバオーシャン・サブアリーナ
▼10:00
AOMIレディースFC:4
vs(前半:2-2)試合終了
オーマイガッ(O×M×G):2

▼11:30
Frontier FC:3
vs(前半:2-2)試合終了
丸岡RUCKレディース:3

▼13:00
atadura:0
vs(前半:0-1) 試合終了
FALCO LADIES:1

▼14:30
golrira shizuoka:4
vs(前半:2-0) 試合終了
estrela/LENDA:1

▼16:00
member of the gang:5
vs(前半:2-0)試合終了
蹴球小娘/ONZE:2

7月6日~8日に名古屋市内で行なわれた「東海地域女子トレーニングキャンプ」。
その【実施報告】第2回目の今回は、代表選手の立場で地域を越えて参加していただいた中島詩織選手と芝原夏奈選手(旧姓:渡辺夏奈選手)のコメントをまずご紹介させて頂きます。

今回のトレーニングキャンプに参加した代表選手は、中島選手(左)と芝原選手(右)、そして静岡の青山実苗の3人だった。

 

最初にご紹介するのは、スペイン女子1部リーグのアトレティコ・マドリー・ナバルカルネロに所属する中島詩織選手のお話です。

 

東海地域の我々には、東京を拠点に活動されていた頃でさえ彼女のプレーを頻繁に目にすることはありませんでした。
もちろん、FUNレディースとして全日本女子フットサル選手権に出場した時や、東京都選抜で活躍していた頃には静岡県選抜との対戦も含め何度かプレーを見てはいます。
今回、久しぶりに彼女の姿を目にし、さらにひとまわり体が「がっしり」としたように感じました。

 

もう何年もピッチで活躍をしているので、ベテラン選手(?)のような印象の彼女ですが、まだ23歳(明日12日で24歳!)と若い選手なんですね!
その若さで、さらにスペインでの1年のキャリアを加えた彼女のプレーは、この先の日本女子代表には、ますます不可欠な存在であることは間違いないでしょう。

 

ただこのキャンプへの合流は、スペインでのシーズンを終え帰国直後の名古屋入りとあって、時差ぼけに睡眠時間を奪われる厳しい状態だったようです。
それでも、トレーニングメニューをこなす彼女のプレーは東海地域の女子選手に大きな刺激を与えてくれた事でしょう。

 

その中島詩織選手のお話です。

 

▼スペインへ挑戦したきっかけは?代表チームとしてスペインと対戦し圧倒的な力を感じたことも要因ですか?

・・・「いえ、そういうことではないんです。FUN時代にもポルトガル遠征などを行い、海外のフットサルを経験していました。その頃から大学を卒業したらチャレンジしてみたいと言う気持ちが強く沸いていたんです。」

▼実際にスペイン1部リーグでのフットサルを経験してみていかがでしたか?

・・・「国内では(自分の体格もあり)ボールキープをしながらのルックアップやパスコースの選択など、イメージどうりのプレーをさせてもらえる事もありました。でも、スペインでは、決して体格で劣るわけではないんですが、一つ一つのプレッシャーも強く、まずはボールキープに集中しないと簡単に奪われてしまうんです。そんな厳しいディフェンスの中でも、積極的なカットイン、質の高いジャゴナウやパラレラへの動きを当たり前のように行い攻撃を組み立てる、そんな戦い方が出来ないと選手として通用しない事を実感しました。もちろん、スピードも必要です。」

▼今回、東海地域の選手たちとのトレーニングでしたが?

・・・「東海地域のチームとの対戦はこれまでにあまり機会がなく、どんな選手がいるのか、どんなチームスタイルなのかなどの情報を持っていないのですが、このようなトレーニングキャンプで学ぶ事を、そのままチームで同じ事をやるのではなく、それぞれのチームの色に必要な部分をどのように活かしていくか、そんな事を議論しながらチームにフィードバックすることが必要だと思います。スペインでも戦術的な部分で選手間あるいは監督とも話をすることは良くありますし、とても大切な事だと思います。いずれにしても、このようなトレーニングの機会が現実になったことは、代表活動を知っていただくきっかけになりますし、日本の女子フットサル界にとって喜ばしい事だと思います。」

▲東海オールスターズのユニフォームを着用した中島詩織選手。トレーニングマッチに備える時間を削ってまでお話を聞かせて頂きありがとうございました。在原監督によれば、「スペイン語の習得も相当のもの」との事、やはり海外で戦うためには語学力も大きなウエイトを占めると思います。きっと勉強熱心な彼女ですから、フットサルも言葉も次々に吸収しているのでしょう。今後も海外での活躍を期待しています!

 

 

そして、もう一人。カフリンガボーイズ東久留米(東京都女子1部リーグ)の芝原夏奈選手(旧姓:渡辺夏奈選手)のお話もご紹介させて頂きます。

 

芝原選手には、ご自身の代表活動や国際試合の経験から東海地域の選手へのメッセージとしてお話を伺っています。

 

・・・「国内のリーグや全国大会では、チーム内での個々の技術や戦術の理解に多少ばらつきがあってもやれてしまう、何とかなってしまう場面が多いですが、世界のトップと戦うためにはそれではダメ。上手く表現できないですが、とにかくその場(世界の強豪との対戦)に身を置き、体験してみないとわからない事ばかりだと思うんです。

こういう機会がきっかけで代表への意識が高まる事は、(たとえ国内での代表争いにライバルが増えるとしても)素晴らしい事だと思います。

所属チームと代表チーム、今日で言えば、このトレーニングで学ぶ事とみなさんのチームで目指しているもの、当然、戦術の部分では違う事もあるはずです。
攻守どちらにしてもチームの決め事にあわせることは必要です。ただ、特に守備についての意識や基本となる個人戦術は代表活動から得るものがすごく重要だと感じています。」

 

さらに彼女には今季の関東女子リーグ昇格を懸けた参入戦についても尋ねてみました。

 

・・・「関東リーグ参入戦での敗戦は残念でした。私自身、今季は関東リーグで戦いたかったですし、何より東京都の代表として入れ替え戦に臨んでいたので、昇格が果たせず申し訳なくも感じます。次の年の入れ替え戦出場を狙っている他の都所属チームのためにも都の代表は勝ちあがらなくてはいけなかったんですけど。でも、今年こそ!の気持ちを強く持ってもう一度チャレンジできるように頑張りたいです。」

 

そう今季への決意を語ってくれた彼女、「日本を代表している」という意識だけでなく、たとえ地域レベル、都道府県レベルの話であっても、そこを「代表している」という意識で、強い責任感を持ちながらフットサルに取り組んでいる彼女の姿勢が表れた言葉だったと感じました。

▲こちらも東海オールスターズのユニフォーム姿の芝原(旧姓、渡辺)夏奈選手。ピッチ上では代表選手らしい落ち着きで東海の選手たちを引っ張ってくれました。春先にご結婚されたとの事、おめでとうございます!

 

以下、東海地域の役員としてトレーニングキャンプに立ち会っていただいた方のコメントを続けてご紹介します。

▼小板博章さん・・・東海フットサル連盟 常任理事/東海フットサルリーグ 運営委員長
・・・「大立目さん(東海フットサル連盟理事長/日本フットサル連盟専務理事)から東海のフットサル委員会の委員長会議の際に、代表監督からこのような提案があった旨の報告がありました。この提案について、東海地域での受け入れ、開催の可能性について検討、会場としてテバオーシャンアリーナさんのご協力もあり、急ではありましたがこのタイミングでの開催となったということです。
急な開催と言う事で、様々な手配、準備は大変でしたが、東海地域の女子選手たちに日本代表の活動を肌で感じてもらうための貴重な機会になると思います。」

▲開会宣言を行う小板さん。諸々の手配、ありがとうございました。

 

▼小山美佳さん・・・東海フットサル連盟 理事/女子技術担当
・・・「普段、選手としてプレーしている時とは違う視点で色々感じるものがありましたし、実際の練習も常に自分に置き換えて考えながら見ていました。自分自身はあと何年続くかわからない現役生活ですが、ここまでフットサルを続けていても、知らなかった事や教わる事、あるいは指導用語も初めて聞く言葉がいっぱいありました。代表の目標やコンセプトも良く理解できましたし、ますます勉強したい気持ちにもなりました。三重県からの選手?思った以上に対応力があり、やれていると感じています。意識して取り組んでくれて嬉しく思います。キャンプ全体では、スタッフのご苦労もわかりましたし、女子フットサルの活性化を応援し、自分もそのために役に立ちたいと思います。」

▲三重県関係者と写真に収まる小山さん。(右端)唯一、東海女子での現役選手の立場で参加していた彼女、貪欲なコメントは、まだまだ成長過程を意味しているのかも知れません。

 

各氏からのコメントの最後として、このキャンプ最後の円陣で参加者全員に向けてお話をされた、大立目佳久東海フットサル連盟理事長の言葉も記させて頂きます。

▼大立目理事長・・・東海フットサル連盟理事長/日本フットサル連盟専務理事
・・・「選手、指導者の方にとっては個人負担をしてでも参加した事に大きな価値があるトレーニングキャンプだった事は間違いない。ただ、一時的に予算を使って「はい、おしまい」では意味もないものになってしまう。 今後、規模の大小はともかく、東海地域としてこのような活動を継続開催していく事が重要。そのためのサポートを東海地域として最大限行いたい。とにかく、みなさん、ご苦労様でした。」

▲北海道での全国選抜大会打ち合わせを終え、名古屋に駆けつけてくださった大立目理事長。なんと、プレーイングタイムで行ったトレーニングマッチではタイマー係りを担当していただきました。武藤選手の後方に写る大立目理事長。

 

以上、2回にわたり今回のトレーニングキャンプに係わった方からのコメントを掲載させて頂きました。
過密スケジュールの合い間合い間に、時には立ち話のようにお話を伺っての掲載準備となってしまい、伝えきれない部分も多々ありますが、ブログをご覧のみなさんに、少しでもそのメッセージや今回のトレーニングキャンプへの想いが伝わる事を願うばかりです。

▲トレーニングマッチ後半へ向け、円陣を組む選手たち。

 

そして、この場を借りて筆者からも少しだけ。

金曜、夜の宿舎ホテルでのスタッフミーティングから始まった今回のトレーニングキャンプは、翌朝、テバオーシャンアリーナに場所を移し全員が集合しての開会式、ビデオミーティング、午前のピッチでのセッション、アリーナ運営室での昼食と短い休憩を挟み、午後のビデオミーティング。夕方からピッチでこの日2度目のセッションを経て、着替えの時間もギリギリに名古屋駅へ戻り夕食、その後宿舎で夜のビデオミーティング。

翌朝、8時にはホテルを出て9時からビデオミーティング、続けて3度目のピッチでのセッションと続きました。前日同様に昼食と休憩を挟み、5回目のビデオミーティング。そしてトレーニングマッチへ向けたアップで名古屋オーシャンズU-15との対戦に備えたのです。

地域の女子レベルと比較すれば圧倒的なスピード、キック力を持つ男子のU-15、しかも良く鍛えられたパスワークは【実施報告】Part1の一番最初にご紹介した在原監督からの「スペイン代表と決勝を行う。」を想定した対戦相手にはうってつけだと言えるのかもしれません。
しかも、連日の練習でフィジカルをかなり使いきった中での対戦ですから、選手たちにとっては厳しいトレーニングマッチだったと思います。

▲通常の女子だけの戦いとは規格外のパススピード、人の移動するスピードを持ったU-15年代の男子チームがトレーニングマッチの対戦相手として選ばれた。あくまでもワールドレディーストーナメントでスペインと決勝を戦うことを想定。

 

閉会式にも代わる最後の円陣でも選手たちに伝えた事ですが、在原監督、石森コーチも、この2日間で選手のみなさんに「完成された何か」を持ち帰ってもらう事は期待していないと思います。
選手のみなさん、そして(自分も含めた)指導者のみなさんには、今回のトレーニングは「詰め放題でお持ち帰り可能」のバーゲンセールに参加したと置き換えて、家(チーム)に戻りピッチ上で詰め込んだ品物(経験)を1個1個袋から取り出し、どう料理するのか、どこに役立てるのかを「ニヤニヤしながら」考えて欲しいと思います。

 

これまで何度か参加や見学させていただいた、ミゲル・ロドリゴ監督や在原監督の指導の場ですが、そのたびに新鮮に感じることが出来るのが不思議なところです。
今回も自分自身にとって有意義な3日間だったことは間違いありません。今後も、自分なりに指導の場に役立てて行きたいと思います。

 

最後に写真で参加各選手のトレーニングの様子をご覧頂きたいと思います。
「集合写真を撮るだけ」くらいのつもりで機材を持ち出したため、数も出来も「?」ですが、東海オールスターのユニフォーム姿の全員を、どこかに小さくは納めていると思います。

▲全体ミーティングは普段入る事ができないテバオーシャンアリーナのプレスルームで行われた。

▲ピッチでのセッションの際にもホワイトボードを使いポジショニング、動きを全員で確認。

▲ちんたんとクールダウンのストレッチを行う芝原夏奈選手。この日は7月7日の七夕とあって、「天の川」仕様のプラシャツ、ソックスで練習を行った。(!?)

▲選手控室ともなっていた細長いアリーナ運営室で、やはり細長くなって昼食をとる。

▲在原監督からのキャプテン指名に「みんな俺について来い。」と、小さく(!)つぶやいた小林千春。

▲名古屋オーシャンズU-15とのトレーニングマッチ。自陣に入りこまれてからはドリブル突破されたり裏を取られたりで押し込まれたが、相手陣内では積極的なプレスが機能する時間もあった。

▲東海リーグ1年生の吉田衣里も参加。練習からトレーニングマッチまで非凡な能力を発揮。

▲チーム静岡と代表選手。

▲それでは、東海地域の選手のみなさん、7月22日、浜松アリーナの東海女子【第2節】でお会いしましょう!洗濯したユニフォームを忘れずに!

 

 

先週の金曜日(7/6)の夕方から、名古屋市内のホテル、及びテバオーシャンアリーナで行われた東海地域初の試み、「東海地域フットサル女子選抜候補トレーニングキャンプ」へ参加してきました。「東海地域初の試み」と書きましたが、実質「日本で初の試み」であるとも言えると思います。

▲初日の午前、ピッチでの最初のセッション前に参加者全員で集合写真を撮影。その後、本格的な練習へ。総勢30名規模でのトレーニングが開始となる。

 

 その主旨、目的ですが

◆「フットサル日本女子代表の目標やそのコンセプトを地域のトップレベルで活動する選手、スタッフと共有し、浸透させる」
◆「地域の女子フットサル競技レベルの向上」
◆「指導者の養成と指導方針のベクトル合わせ」
◆「代表チームスタッフと地域との連携強化」
◆「国内戦力の把握」

などが主なものとして挙げられます。今回、筆者は一指導者の立場でトレーニングのサポートと、自分自身の指導者としての勉強のための心づもりでこのトレーニングキャンプに参加をさせていただきました。

 

さて、このトレーニングキャンプ、いったいどんなものだったのか?・・・決して広報役を兼ねていたわけではないのですが、開催までの経緯やそのコンセプト、そして実際のトレーニングなどについて、みなさんの目に届く場所に掲載する事も、広い意味でのこの事業の役割だと捉え、フットデ静岡のブログへの掲載をさせていただく事としました。

▲まずは参加者全員でのミーティング、配布された資料に目を通しながら開始を待つ選手たち。午前と夕方のミーティング会場はテバオーシャンアリーナのプレスルーム。夜間のミーティングは宿舎のホテルの会議室で行われた。

 

その第1回目として、フットサル日本女子代表チームの在原正明監督と、同じく石森由紀コーチのお話を中心に主に【文字】として掲載したいと思います。

▲左から、在原正明監督、石森由紀コーチ、そして代表メンバーとして参加していただいた、芝原夏奈選手(旧姓:渡辺夏奈選手)と右端がスペインから帰国直後の中島詩織選手。選手お二人にもコメントを頂いています。【実施報告】Part2でご紹介させて頂きます。

 

現フットサル日本女子代表チームの監督を務める在原正明氏は、ご存知の方も多いと思いますが、先のAFCフットサル選手権で頂点に立った男子の日本代表を率いる、ミゲル・ロドリゴ監督の通訳として、あるいはコーチとしてチームを支える立場でもあります。

 

指導理論についても自らスペインで学び、当然ですがスペイン人であるミゲル監督が日本に持ち込もうとしている、いわゆる「インテグラル・トレーニング」を熟知し指導の現場でも実践されている方です。

 

筆者は昨年11月に静岡県内(伊豆市の日本サイクルスポーツセンター「ベロドローム」)で行われた世界大会参加を目前にした女子代表チームの練習を取材させて頂きました。
実際、そこで目にしたトレーニングは男子の日本代表のものとほぼ同じ組み立てで進められていました。

 

その在原監督は今回のトレーニングキャンプについて、「大会最終日にスペイン代表チームと世界大会での決勝戦を戦うことを想定し、そのためのリアルな準備として1泊2日のトレーニングを組み立てる。」と、その目的意識の高さをまず口にされました。

▲セットプレーの重要性を常に口する在原監督。攻撃のためのトレーニングとして初日のセッションで時間を割いた。

▲トレーニングメニューはセットプレー以外はすべてディフェンスにフォーカスしたものばかり。在原監督はたびたびプレーを止め、ポジショニングやプレスの向き、強さなどを指導。

 

そして今回のトレーニングキャンプの本来の主旨にも触れ、「代表チームの活動を知ってもらう事は、地域だけで活動する女子選手、あるいは女子チームの指導者にとって、意識の変化を起こすきっかけになると思う。この経験から自分達にも代表への道があることを知り、それに向けて頑張る選手が出現したり、埋もれた原石を見つけ出す指導者の目を育てる事につながれば。」
さらに「代表チームの一人歩きは危険。地域のチームやそこでの指導者が、代表チームが目指すコンセプトを理解し共有していくことでその動きが加速すると思う。」とご自身の考え方を話されました。

▲明りを落とした部屋の中で、真剣な視線をスクリーンに送る参加選手たち。ここまで仕上げられたミーティングへの参加はほとんどの選手が初めてだったのではないだろうか。

 

▲場面々々で映像を止め、状況の分析を行うやり方は代表合宿の「それ」とも同じなのだろう。

 

この東海地域での開催については、「まずは自分が監督に就任してから選手を招集した4つの地域、関東、関西、九州とこの東海の関係者にこのような企画でのトレーニング開催の現実性を問いかけさせて頂きました。その中で、この東海がいち早く賛同し、実現へ向けて動いていただいた、と言う事です。実は来週末(実際は今週末)に関西地域でも同様の活動を予定しています。今後は全国9地域で展開できれば素晴らしい事ですし、その時に向けたモデルケースとしても非常に重要な機会だと捉えています。」と続けてお話されました。

▲在原監督がおっしゃった「代表招集があった地域」と言う事は、東海は「ちんたん」のおかげだと言う事!?青山実苗の継続招集を期待することはもちろんだが、彼女に続く代表選手の輩出も地域として取り組むべきテーマだろう。右はこのトレーニングキャンプ参加が決まってから負傷した谷下友希。ボールを蹴ることはできない状態ながらすべてのセッションをピッチ上で見学。

 

さらに、今年は男子代表のワールドカップ出場もあり、「どれだけ時間が取れるかわかりませんが。」との前置きで、「出来る限りの視察をチャンスがある限り行いたい。」ともおっしゃっていました。
実際、昨年度も東海女子リーグの視察に見えましたし、関西などへも積極的に足を運んだ在原監督ですので、必ずや次の世代への原石を見つけ出し、女子代表の強化、発展に尽力されることと確信しています。

 

 

 在原監督は、指導にかかわる立場の方へ向け「チームの基本戦術の考え方がどうであれ、決まったイメージの中だけにとどまらないで欲しい。前プレだろうがゾーンだろうが、あるいはセットプレーの決め事だろうが、とにかくオールラウンドに対応できる選手育成を目指して欲しい。」と付け加えた事も記しておきます。

▲どのセッションでもクールダウンの場面では選手の輪の周りをグルリと歩き一人一人と手を合わせ声をかける在原監督。

▲代表でも行われているという「締めの儀式」で一日のトレーニングが終了。

 

最後に、次のリンクをご紹介させて頂き、在原監督からのメッセージのご紹介を終わりにさせて頂きます。
現時点での日本女子代表チームの世界でのポジションなど、非常にわかりやすく、興味深く記されています。女子フットサルを応援してくださる方でしたら、すでにご覧になったエントリーだとは思いますが、より多くの方に目にして頂きたい記事ですので、是非ともご一読ください。

 

http://arihara.office59-blog.com/article/240989169.html

▲男女の日本代表チームに大きく係る在原監督。11月に控える男子のフットサルワールドカップに向け、ますます多忙を極める事になるのだろう。

 

 

 

さて、フットデ静岡としての今回の記事では、もうお一人、今回のトレーニングキャンプに代表コーチの立場そのままに参加していただいた、石森由紀コーチにもお話を伺っていますのでご紹介させて頂きます。

▲初日、最初のセッションのウォーミングアップを行う石森コーチ。

 

石森コーチは「このような活動を実現していただいた東海地域のみなさんへ感謝の気持ちでいっぱいです。」との言葉を何よりも先に口にされました。

 

続けて筆者が尋ねた開催までの経緯については、「昨年12月にブラジルで行われたワールドレディーストーナメントに選手として招集された、いわゆる現日本代表選手の中からも、日本国内における女子フットサル界への危機感のような意見が出ていました。」との言葉が聞かれました。

 

その時点で代表チームを構成していたほとんどの選手は、地域での女子リーグに参加している訳ですが、やはりその現場(リーグ戦全体)の競技意識、競技レベルが停滞していることを危惧したことへの率直な意見なのだと筆者は感じています。

 

アジアインドアゲームスでは2連覇を成し遂げた日本女子代表ではありますが、ワールドレディーストーナメントではスペイン、ロシア、ポルトガルなどの強豪国との対戦や王者ブラジルの戦いを間近で観戦し、世界の頂点を構成する国との絶対的な実力差を肌で感じていたはずです。
その現実を打開するための手段の一つとして、先に記したこのトレーニングキャンプ実施の主旨、目的につながると言う事なのでしょう。

▲ピッチ上でもミーティングでも、監督の声をノートに書き留める石森コーチ。

▲両サイドのゴールを使ったセットプレーでは片側のエンドを石森コーチが担当。選手と共にポジショニングを確認しながらメニューを進める。

 

 「地域で活動する女子選手に、自分達も日本代表の活動、成長にかかわっているのだと言う実感を持ってもらい、それだけでなく代表選手そのものを目指してもらう、そんな意識が全国へ広がり、同様の事業(地域トレーニングキャンプなど)として展開してくれれば。」と続けて話す石森コーチ、実は代表チームへの係りの点では在原監督より長いのです。2007年、2009年とアジアインドアゲームスを2連覇した中村恭平前監督のもとでもコーチとしてチームをサポートしていた彼女だからこそ、選手とのコミュニケーションを重ねる中で感じている「本音」として、今後の日本女子フットサル界への期待の言葉だと感じました。

▲最終日の午後に行った名古屋オーシャンズU-15とのトレーニングマッチ終盤、ピッチに視線を送る在原監督と石森コーチ。女子チームにとっては規格外のスピード、パススピードを持ったチームだったが、それなりの成果を感じる場面では笑顔が現われる。

 

在原監督と石森コーチ、スタッフミーティングを入れての3日間、お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。

今後のお2人のご活躍と女子フットサルの発展を大いに期待し、第1回目の記事を締めさせて頂きます。

一日一試合ずつレポートを掲載してきた今季の東海女子【第1節】も残すところあと1試合。連続投稿が途切れ一日あいだを空けてしまったが、今回お伝えするestrela/LENDA (以下、エストレーラ)と FALCO GIFU FS Ladies(以下、ファルコ)のゲームレポートが最後となる。

 

この日5試合目のピッチ上での取材観戦に、さすがに疲れも感じてはいたが大切な開幕戦に照準を合わせてきた選手たちの頑張りをしっかりと見届けようと、ノートとカメラを手に試合に立ち会った。

 

▲estrela/LENDA

▲FALCO GIFU FC Ladies

 

その試合、どちらのチームもベンチ入りメンバーの少なさがやや残念ではあったが、この日の戦力を総動員した両チームの対戦だった。

 

キックオフからファルコが持ち前のパスワークでボールをつなぐのに対し、エストレーラの14番若林あみがいきなりイエローカードを受けるほどの闘志をむき出しにボールに喰らいつく姿勢を見せる。

▲若林は試合全体を通しても、エストレーラの攻守の要としてピッチにエネルギーを注ぎ続けていた。

 

だが、加藤愛を軸にゲームを組み立てるファルコは自分達らしさを失わず冷静に対応。開始3分には加藤がやや左サイドから右足のトゥで突き刺し先制ゴールを奪う。
その加藤は前半6分にもゴールを奪い、開幕戦に照準を合わせてきたコンディションの良さを示した。

▲フットサルセンスは東海地域でもトップクラスの加藤。今季もチームの中心選手である事は間違いない。

 

今季、これまで攻撃の核だった市川が移籍でチームを離れたエストレーラは、ゴレイラからのロングスローを軸に手数を掛けずにファルコゴール前での混戦に持ち込む。が、苦し紛れのシュートを3本ほど放ったにとどまり、なかなかゲームを作れずに前半を終えた。

 

ハーフタイムのインターバルを挟み後半開始。

 

ややスローな入りのファルコに対し、前半にエストレーラの中で唯一ゴールを予感させていた若林が後半開始4分、中央から決め1点を返す。
エストレーラは、続けてこの若林とキャプテンの山岡がファルコ陣内で奮闘するが、その後は最後までチームの2点目を奪う事が出来なかった。

▲静岡出身の山川歩美。この試合では出場時間も短くゴールへ向かう彼女らしさが見られなかったのが残念。

 

試合は、前半2ゴールの加藤が、後半は2アシスト、24分に西本香織、25分には伊藤理恵への配球でゴールを加えたファルコが4-1で開幕戦に勝利した。

▲男子のファルコが1部昇格を果たしている今季、女子の活躍も期待されるのでは!?

 

試合後、敗れたエストレーラの田尻元気監督は、「今季は選手の移籍や開幕前のけが人の発生などで、正直、今日の戦力がMAXのような状態です。その中でどのような戦いを行うのか、まだ準備も万全ではない状態だったので、ゴレイラからのロングスローを多用し、自陣エリアでのリスクを減らす戦略でした。」と試合を振り返った。

 

さらに「後半1点を返した時間帯には攻撃の良い流れも見えていたが?」との筆者の問いかけに「この戦力で(今シーズンを)戦わなければならない事がある程度現実的な中で、選手たちには試合全体へのペース配分を覚えてほしいと感じています。後半、良い時間に点が取れ、行ける!と感じて一気にペースアップしすぎてしまった。その後、足が止まった中での連続失点でした。」と加えた。

 

実は試合終了直後に、キャプテンの山岡由佳選手にもお話を伺おうとベンチ裏で待機をしていたのだが、エストレーラの応援団に挨拶をしたとたん、悔しさのあまり涙が込み上げてしまった彼女にその場で声を掛けることができなかった。
それでも、やや時間をおいたのち、玄関ロビーでサポーターと話をしていた彼女に少しだけ話を聞くことができた。

 

「いつも笑顔で試合を振り返る事が出来るように頑張ります。」と語る山岡キャプテン。その横で「頑張って!応援しているから!」とサポーターの励ましを受けた彼女の次のゲームでの笑顔に期待したい。

▲ピッチ上では常に気持ちのこもったプレーを見せてくれるエストレーラの山岡キャプテン。今後のシーズンへ向け「笑顔での戦い」を誓ってくれた。

 

一方、昨シーズンは開幕3連敗、シーズンを通じわずか勝ち点7しか奪えなかったファルコは緊張感を持って開幕戦に臨んだはずだ。試合後、輪になってミーティングを行う彼女たちに声をかけると、その緊張から解き放たれたのだろう。誰もが陽気な返事で応えてくれた。
その場では撤収の作業もあり十分に話を聞く事が出来なかったが、後日、試合を振り返ってチームの大黒柱である加藤に話を聞く事が出来た。

 

「昨シーズンは、開幕からの悪い流れで守備に時間も気もとられることが多くあまりゴールに絡めなかった。(シーズンを通し3ゴール。)今年はチームメイトからの得点への期待も大きいので、これからも積極的にゴールを狙って行きたい。目標?リーグ戦3位以内と選手権での東海代表です!」と話してくれた。

 

また、今季の新キャプテン、西本は「開幕戦への緊張感は大きかった。反省点もある試合だが、まずは勝ててよかった。」と試合を振り返り、さらに「個人的には、昨シーズンまではチームの得点や失点の場面で気持ちの浮き沈みが大きく変化してしまった。今年は失点にもくじけず気持ちを強く持ちチームを支えたい。」とキャプテンらしく語った。

▲先制ゴールを奪った加藤に飛びついて喜びを表した西本。

 

昨シーズン、不調なチーム状態ながらもゴリラシズオカに勝利するなど、そのポテンシャルの高さは示していたファルコ。自他共に認めるチームの中心選手、加藤だけに頼らず、彼女の役割を全員が分担して試合に臨むことが出来れば、今季の東海女子での上位進出も見えてくるのではないだろうか?

 

いずれにしても、この日の5試合で今季の東海女子に参加する全10チームを目にした訳だが、新顔も含め、次節以降の戦いに期待が高まった筆者の心中は言うまでもない。

 

まずは【第2節】、浜松アリーナでの県内開催は7月22日の日曜日だ。
当日は東海2部リーグの【第2節】も同時開催なので運営側としては忙しい日となるが、フットサルファンの方が一人でも多く会場に足を運んで頂くことを願い、今季の東海女子【第1節】の全試合のレポートを終わりたいと思う。

 

※公式記録は以下のページよりご覧いただけます。
  ■2012東海女子 日程/結果