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★2011東海フットサル1部リーグ【第4節】・・・第4試合

▼大和撫子/VIORA藤枝 vs DELIZIA磐田

昨季の東海2部を制し、さらに新戦力も加え東海1部へ参入してきた大和撫子は、開幕節の完封負け以降、負けもないが勝もない状態で第4節を迎える。もちろん目指すは未だ味わっていない東海1部での勝利の美酒だ。
この日は剣持、阿野を故障で欠く撫子。だが、ある意味、まだ仕上がっていない今季のスタイルにこだわらず2部を制した昨季のイメージで試合に臨むことが出来たともいえるかもしれない。加えて昨季は怪我で出場機会がほとんどなかった向島が持ち前の運動量と共に復帰してきた事も、昨年スタイルで強豪に立ち向かうには心強い材料だ。

デリッツィアは今季を引き分けでスタートしたもののその後は2連勝。この日の他の2試合で引き分けが発生しており、3連勝を飾れば単独首位に立つ。
昨季も他チーム同士が星のつぶし合いを繰り広げる中、独走でゴールに飛び込んだデリッツィアにしてみれば、同じレールに乗って今季も突っ走りたいところだ。

試合はデリッツィアの新戦力、伊藤の持ち味から生まれたゴールで動き出す事となる。

キックオフから数分が経過した頃、ハーフライン付近で伊藤がディフェンスを背負いボールをキープする。
このエリアでは常に人もボールも動かしていた昨季とは明らかに違う状況だ。

伊藤はこの状態から鋭い反転でディフェンスを置き去りにすると、撫子ゴールへドリブル。
静から動への急激な変化に慌てて対応した撫子ディフェンスがワイドへ引き出され、肝心なゴール前にスペースを与えてしまう。
そこへ飛び込んだのが昨季の得点王の鈴木孝博だった。
伊藤も自分の役割を充分理解し、その鈴木へ正確なフィードを繰り出すと鮮やかな先制ゴールが生まれた。

さらに前半なかばには、この伊藤へのピヴォ当てから河合がゴール前へ走りこみ伊藤からの折り返しを決めた。

この2ゴールはデリッツィアにとっては新しいオプションが結果となって現われたものといえるだろう。
今後、対戦相手のディフェンススタイルによってはかなり効果があるオプションと言えるかもしれない。

さて、2点を先行しペースを掴んだはずのデリッツィアだったが、ディフェンス面ではもろさを見せる事となる。

前半15分、撫子の長島にゴールを奪われ1点差となると、前半終了直前にはゴレイロからのロングフィードに走りこんだ鈴木修平が頭でコースを変え、飛び出した磐田のゴレイロ皆川も対応できないままボールはゴールに吸い込まれた。
よりシンプルな攻めの意識が実ったゴールと言えるだろう。

2-2。デリッツィアにとっては想定外のスコアでハーフタイムを迎える事となった。

そして後半6分、先手を取ったのは撫子だった。テンポ良くボールをつなぎ攻め込んだ撫子が最後はゴール前で野木が合わせ、ついに試合をひっくり返した。

デリッツィアが今季初めてリードを許した瞬間だった。そしてこのゴールからしばらくは撫子のリードで試合が進む。

しかし残り7分、撫子ゴール前、右サイドからのフリーキックを鈴木孝博が直接蹴り込むと、一気に試合の流れが変わり直後には横山が左サイドから逆転ゴールを叩き込んだ。

これで浮き足立った撫子は攻めへの焦りからかそれまでのテンポは影を潜め、つまらないミスと失点を重ねてしまった。

最終的に7-3で勝利したものの、この日のデリッツィアは試合全体を通しては決して良い出来だったとは言えないだろう。
しかしながら終わってみれば、デリッツィア圧勝!という印象を残せるのが、他のチームとの決定的な違い、つまりこのチームの強さではないだろうか?

1ヶ月のインターバルを挟む東海1部、前期リーグの残り3試合へ向けた各チームの思惑のぶつかり合いが今から楽しみだ。

※写真は前節同様、フォトギャラリーにて公開!

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