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第1試合の熱戦の余韻が冷めやらぬまま、わずかなインターバルを挟み今年の静岡県選抜の初戦の時を迎えた。

▲静岡県選抜

▲岐阜県選抜

 

岐阜県選抜のキックオフで開始された試合は、直後から静岡県選抜が積極的なプレスでボールを奪いに行く。
そして開始からわずか数十秒、ボールを奪ってからの最初のプレーを先制ゴールに結びつけた。

 

ゴールスコアラーはこの日のベンチ入りの中で最年少の浦輝だ。奪ったボールをスピードに乗ったドリブルで縦に運び、そのまま思い切り良くシュート。これが岐阜ゴールに突き刺さった。彼らしさを存分に発揮した一連のプレーそしてフィニッシュだった。

先制ゴールを奪った浦のシュートシーン。

昨年、選抜に始めて招集された浦だが、その年は足の故障の影響で練習会ですら一度もボールを蹴る事がなかった。
そして今年の選抜メンバーにも名を連ねた彼は、「今年こそ選抜でプレーする。」という気持ちを強く持っていたに違いない。
まだ23歳と若く、もちろんフットサルの経験値も決して高くはない選手だが、大会まで何度か行われたトレーニングマッチでは、持ち前の身体能力の高さとスピードを発揮した精力的なプレーを見せていた。
そして初めて経験する選抜での公式戦初戦でも「らしさ」をいきなり発揮、彼自身の選抜初ゴールを記録したのだ。
これからの静岡の若い世代の中心選手であることは誰もが認めるだろうし、フットサルプレーヤーとしての伸びしろに大きく期待したいと思う。

 

さて、この「あっという間」の先制ゴール以降のこの試合の印象を簡単にご紹介したい。
結局、前半は終わってみれば開始直後の浦のゴールが両チームにとって唯一のゴールだった。
岐阜県選抜は開始直後の失点以降はしっかり守ってカウンターの機会を伺う展開に、そして静岡県選抜は先制後もボールを保持する時間が長く、それなりにシュートも放ってはいるのだが、連携やフィニッシュに精度を欠き追加点を奪えなかった。

 

1-0で折り返した後半開始まもなく、静岡県選抜が追加点を奪う。左コーナーキックから小さく動かしたボールを栗原正翔が角度のない位置からトゥで突付くと、ボールはゴレイロの足元を抜けゴールネットに達した。
やや幸運ではあったが静岡が2-0と点差を広げた。

栗原にとっては、昨年の決勝戦に続くゴールだった。(※当初、選抜初ゴールとお伝えしていました。申し訳ありません。)

「このゴールで落ち着きのある試合運びに持ち込めるだろ。」と思ったのも束の間、26分に岐阜県選抜の村瀬智哉に1点を返されると、つまらないファールを積み重ね後半を10分以上残し5ファールを溜め込んでしまう。
その後、第2PKまで献上してしまうがこれはゴレイロの皆川広紀が好セーブ。

試合の行方を左右する好セーブをみせた皆川。その後、負傷によりこの試合ではピッチを離れることとなった。

振り返れば、このシーンで同点にならなかったことが試合結果に大きく影響したと思う。

 

その後、やや粘りの足りなくなった岐阜の守備網を、中澤晋平、野木武臣の連続ゴールで破り4-1とリードを広げると、パワープレーに出た岐阜の布陣に対しても終了間際に2点を加え最終的に6-1での勝利となった。

 

静岡にとっては「点差ほど中身があったゲームではない。」ことは明らかだった。第2PKの場面でもし追い付かれていれば岐阜は勢いを増したであろうし、静岡はファールトラブルでさらに窮地に追い込まれただろう。
それでもトーナメント戦は勝つことがすべて。3年ぶりの全国大会出場へ向け、次につながる結果を残した事だけは間違いはない。

 

 ◆得点経過(※公式記録による)
  ▼前半
    1分→静岡:浦輝(3)

  ▼後半
   22分→静岡:栗原正翔(11)
   26分→岐阜:村瀬智哉(8)
   33分→静岡:中澤晋平(17)
   35分→静岡:野木武臣(4)
   39分→静岡:門田雄輔(10)
   39分→静岡:伊藤豊大(9)

 

※以下、第11回東海選抜大会の第2試合、「静岡 vs 岐阜」のフォトギャラリーを掲載させて頂きます。

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