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静岡県フットサル連盟が関わる様々な事業や試合運営が次々と終了する8月後半、お伝えしなければならない事、あるいはお伝えしたい事など数多く抱えているのにもかかわらず、なかなかその掲載が出来ず大変申し訳なく思います。

9月に入っても毎週のように事業予定が入っていますので、これ以上掲載予定のレポートを抱え込まないよう、頑張って作業しなければいけないですね!(←と気合を入れました!が?!)

まずは8月20日に行われた全日本女子フットサル選手権静岡県大会からの掲載です。

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女子の単独チームでの日本一を決める唯一の公式な大会、それが「全日本女子フットサル選手権」です。

もちろん民間の主催では開催規模の大小にかかわらず全国の名が付く大会は数多く行われていますが、やはりこの全日本女子の位置づけは、他に比較しようのない特別な大会と捉えるチームが多いのではないでしょうか?

キッチンウェアメーカーであるティファール(T-fal)の支援を受け、レディースフットサル大会の名称で行われていた大会が日本サッカー協会主催の全日本女子フットサル選手権となり、ティファールカップの愛称で女子チームによる日本一を争う大会として広く認知されました。

エコパで開催された第5回大会からはその冠名が取れ呼び名もシンプルに「全日本女子」となりましたが、エコパ開催の翌年は愛知県のパークアリーナ小牧、そして昨年は三重県の伊勢サンアリーナと3年連続で東海地域で全国大会が行われてきました。

今年の全国大会は兵庫県開催が決定していますが、まずは9月25日に行なわれる東海大会へ駒を進めなければ何も始まりません。

静岡県からその東海大会へ進めるのはわずか1チーム。そして、その座を懸けた熱い戦いの舞台は浜松アリーナです。

今回、この大会へのエントリーは6チーム。この数はやはりちょっと寂しい数だと言わざるを得ないでしょう。
もちろん、県内の女子チームのすべてが日本一を目指すわけではないでしょうが、県レディースリーグだけでも8チームで行われているのですから「せめてそのくらいは・・・」と思います。

と言うのも、地域を構成する各都府県の予選に参加したチームの合計数が、その地域から全国大会に進める、いわゆる「予選通過枠」の決定に大きな影響を与えるからです。

今年度、東海地域から全国大会へは2枠あるわけですが、この数が来年度も維持できるかどうかは他の地域の予選参加チーム数次第、となる可能性がある訳です。

日本一を目指す大会ですから、当たり前ですが強いチームも出場してきます。
「出たって勝てないから・・・」ではチームも個人も成長はありません!
日本一を目指すチームと公式戦として対戦できる機会はそんなに数多くあるわけではないでしょう。そのピッチで経験できることは、競技として取り組むフットサルにとって大きなプラスになるはずです。

いやいや、そんなことより何より、試合はやってみなくてはわからないわけですから!!

今回の参加チームの中に「FC下田」と言うチームがありました。名前の通り、伊豆下田からの参加です。
ただでさえ東西に距離のある静岡県にあって下田といえば伊豆半島のほぼ先端に位置するわけで、いわゆる東海道(三島あたりが最も近いのでしょうか?!)に出てくるだけでもかなりの距離と時間が課せられます。
さらに今回の試合会場は静岡県西部地域の浜松アリーナ! 大げさでなく、その移動距離、片道で200Kmくらいあるのではないでしょうか?

昨年、U-15のフットサルリーグをお伝えした中にも同名のチームがありました。思うに下田を拠点とし、子供達から大人まで、男女問わずサッカーやフットサルの活動を行っているのでしょう。
そんなチームが県リーグや県大会の場に出場してくれる事を非常にうれしく思いますし、その活動のエネルギーには頭が下がるばかりです。

さて、話を元に戻し、全日本女子の県大会に出場したこのFC下田ですが、蹴球経験者ばかりで構成されているわけではないそうですし、さらに年齢層も幅広いチームでした。
予選リーグ最初の試合が開始されて間もなくより、見ている誰もが対戦相手との実力差を感じる内容でしたが、開始後しばらくしてからのFC下田の戦術は「1人を前線に残し3人で守り1点を奪いに行く。」事に徹したものとなります。

結果的に予選リーグでは対戦した2チーム相手にゴールを奪う事は出来ませんでしたが、決定的か!と思わせる場面を何度か作った事もありました。

勝ち負け抜きに、対戦相手との戦力差を認め、チームとして一つの戦い方を全員でやり通した予選2試合はそれなりに記憶に残るものでした。

そして迎えた順位決定戦では、県リーグに参加しているチームを相手についにゴールを奪います。
しかも規定の試合時間を2-2の同点で終了、一人目からサドンデスで行われたPK戦を制し、参加6チーム中5位の成績で大会を終えました。

蹴球の原点ともいえる「ゴールを奪う!」ことの楽しさやその喜びでチーム全体が前進する良い見本を、久しぶりに見せてもらった気がします。

試合を終えたFC下田の選手達と監督さん、きっと東海地域を代表する選手たちのプレーを肌で感じ、帰りの車中や地元に戻ってからも「あーでもない、こーでもない」とフットサル談義で盛り上がったに違いありません。(←筆者の勝手な想像ですが・・・。)
もちろん悔しさを感じた選手もいることでしょう。中には若い世代と一緒にボールを蹴り、指導にあたる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、悔しさを感じる事も、若い世代へ経験を伝える事も、まずはこの大会に参加してこそ得られたものだと思います。
是非、次の機会にもエントリーしてさらなる経験を積んで欲しいと思います。そんな活動の継続が地域の実力を必ずや押し上げるのだと確信しています。

・・・と、ここまでレポートを書きながらの筆者の強烈な反省は、このFC下田をご紹介する写真を残していない事。
本当に申し訳なく思いますし、残念でしかたありません。

次回は必ず!特集が組めるくらいの取材をさせて頂きます!約束します!!

 

そしてそして、試合は静岡県代表を決める優勝決定戦のキックオフを迎えます。

キックオフ直前に会場入りしてくださった橋爪記者、ありがとうございます。
かねてより、静岡県の女子の取材への要望はさせていただいていましたが、タイトなスケジュールの中(たぶん無理やり!?)会場入りして頂き本当にありがとうございました。

さらにレポート掲載のレスポンスといい、今頃、その日の記事を書いている私・・・言葉がありません・・・。

  ※橋爪レポートはこちらでご覧ください。

    ▼golrira shizuoka、Frontier FC降し連覇/全日本女子フットサル選手権静岡県大会
      http://www.re-po.jp/hashi/2011/08/golrirashizuokafrontier-fc.html

    ▼全日本女子フットサル選手権静岡大会 golrira shizuoka対Frontier FC
      http://www.re-po.jp/hashi/2011/08/-golrirashizuokafrontier-fc.html

その決勝戦、非常に良い試合だったと思います。

スタンドから観戦していた方々もどちらに転ぶかわからない勝敗の行く方を、手に汗握りハラハラしながらご覧になっていたのではないでしょうか?

静岡県フットサル連盟の女子の活動に関わる役員のひとりとして、女子チーム同士の対戦にもかかわらずあれだけのハイレベルで、なおかつ見る事の楽しさを味わえる試合を繰り広げることができるチームが県内に存在している事をうれしく思います。

興味深かったのは試合後、まるで勝ち負けが逆転しているかのような両チームから聞こえてきたコメントでした。

勝ったゴリラですが、監督やキャプテンからはその内容の悪さを厳しく振り返るコメントがありました。
一方、敗れたフロンティアからは、今季の東海女子リーグでの出来を考えれば格段に良い試合が出来たとの声が聞こえてきます。

確かに試合そのものは、自分達の攻めの形があまり作れなかったゴリラと数多くの決定的チャンスを作り出したフロンティアとの印象が残る試合でした。

それにもかかわらず2年連続で敗れてしまったフロンティアの選手、スタッフの悔しさを軽々しく口にするわけにもいかないでしょう。ただ、選手たちは気持ちを切り替え、次の目標へ向けて成長してくれる事と思います。

今夏の甲子園で、どこかの監督さんが「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし。」とおっしゃっていたことを思い出しました。

「ラッキーな勝ちはあるけれど、負けるにはそれなりの理由があるものだ。不運を敗因にしては成長はない。」と言うのがその心かと思います。

正に彼女達の心境がそうなのかもしれませんね。

もう一つご紹介したい事・・・。

この試合の数日後、ゴリラの斎藤キャプテンと連絡を取る機会があったのですが、彼女は「あれだけ良い試合をしてくれたフロンティアのためにも東海大会は必ず勝ち抜ける!」と決意を伝えてくれました。
昨年、初めて東海大会へ進むもののまさかの3敗を喫し全国への切符を手に出来なかった彼女達、今年こそ静岡の代表としてホームアリーナでもあるエコパで輝いてくれると思います。

その東海大会は9月25日(日曜日)、エコパ・サブアリーナにて開催されます。

頑張れ!golrira shizuoka !!

 

※ここからは決勝の様子を写真にキャプションを加え掲載、さらに最後にはそれらの写真を含め大会を通した写真をフォトギャラリーとして掲載いたします。

▲golrira shizuoka

▲golrira shizuoka

▲Frontier FC

▲Frontier FC

▲決勝戦の対戦カードは4年連続でFrontier FCとgolrira shizuoka。全選手が入場して試合前のセレモニーが行われる。

▲決勝戦の対戦カードは4年連続でFrontier FCとgolrira shizuoka。全選手が入場して試合前のセレモニーが行われる。

▲キックオフを待つFrontierの石川と志田。

▲キックオフを待つFrontierの石川と志田。

▲Frontierの石川とgolriraの斎藤の10番同士のマッチアップ。タイプこそ違えど闘志を前面に出しチームを引っ張る2人だ。

▲Frontierの石川とgolriraの斎藤の10番同士のマッチアップ。タイプこそ違えど闘志を前面に出しチームを引っ張る2人だ。

▲Frontierの遠藤にスライディングで挑むgolriraの谷下。

▲Frontierの遠藤にスライディングで挑むgolriraの谷下。

▲小柄な川添沙緒莉がgolriraの稲葉にチャージ。

▲小柄な川添沙緒莉がgolriraの稲葉にチャージ。

▲Frontierの志田。なでしこジャパンのワールドカップ優勝以降耳にする機会が多くなったなでしこリーグL1、アイナックでのプレー経験を持つ。

▲Frontierの志田。なでしこジャパンのワールドカップ優勝以降耳にする機会が多くなったなでしこリーグL1、アイナックでのプレー経験を持つ。

▲Frontierではこの川添沙緒莉もまたL1(マリーゼ)在籍経験を持つ。

▲Frontierではこの川添沙緒莉もまたL1(マリーゼ)在籍経験を持つ。

▲なでしこリーグ在籍経験者の3選手。Frontierの志田(6)がアイナック、川添沙緒莉(3)がマリーゼそしてgolriraの松野(11)もまたマリーゼ在籍経験者。

▲なでしこリーグ在籍経験者の3選手。Frontierの志田(6)がアイナック、川添沙緒莉(3)がマリーゼそしてgolriraの松野(11)もまたマリーゼ在籍経験者。

▲2連覇へのゴールを決めたgolriraの青山。

▲2連覇へのゴールを決めたgolriraの青山。

▲決勝点の直後。ゴールを決めた青山にまずは松島が飛び付きそして満面の笑みで斎藤が駆け寄る。

▲決勝点の直後。ゴールを決めた青山にまずは松島が飛び付きそして満面の笑みで斎藤が駆け寄る。

▲青山のゴールに一体となって喜びを表すgolriraの5人。

▲青山のゴールに一体となって喜びを表すgolriraの5人。

▲橋爪記者の取材を受けるgolriraキャプテンの斎藤。ちなみにインナーシャツのフロントには静岡NO1への決意が記されていた。必ずや「全国制覇!」と書かれたインナーを着用しプレーするその日は来る!

▲橋爪記者の取材を受けるgolriraキャプテンの斎藤。ちなみにインナーシャツのフロントには静岡NO1への決意が記されていた。必ずや「全国制覇!」と書かれたインナーを着用しプレーするその日は来る!

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