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SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016第21節 、アグレミーナ浜松はシュライカー大阪に3対11で完敗しました。

 

試合経過は静岡新聞の青木記者が書いた記事(↓)を参照していただくとして、ここでは個人的に試合のポイントだったと感じた、前半15分ごろの攻防を紹介しましょう。
http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/agleymina/155815.html

 

 大阪は序盤からアルトゥールがパス回しで攻撃のリズムを作り、8分までに左からの攻撃で森秀太、ヴィニシウスが連続得点。浜松は10分ごろまで、単発なカウンター攻撃に終始します。

 帰陣の速い大阪に対して、浜松はゴール前に人数を割いた影響で分厚い攻撃ができません。反攻に転じたのは12分でした。ペナルティエリア外まで持ち上がった浜松ゴレイロ石黒紘久が、相手DFの間を通す絶妙なスルーパス。これに田中智基が反応し、ゴレイロとの1対1の局面を迎えます。しかし、一つフェイントを入れて放った低いシュートは、右ポストに阻まれてしまいます。この時間帯までに訪れた最大のチャンスでしたが、ゴールすることはできませんでした。

 このプレー以後、大阪の選手たちは「背後」への意識が生まれたのか、重心が若干後ろ寄りになります。浜松のセットは田中智、野嶋倫、須藤慎一、小池良平。浜松の誇るテクニカルな4選手が、パスと仕掛けのバランスが取れた攻撃を披露し、大阪陣内での場面が多くなります。

 ここで浜松の豊島明コーチはタイムアウト。序盤の同セットでの失点シーンに対しての注意喚起をし、再び同じセットをピッチに送り出します。

ゲームの趨勢を決めたのは、この時の大阪木暮賢一郎監督の対応ではないでしょうか。相手タイムアウトをうまく活用し、佐藤亮、アルトゥールの安定感のあるパサー2人に、前線でボールキープできる左右のピヴォとしてヴィニシウス、小曽戸允哉(厳密にはピヴォ的な選手ではありませんが…)を起用。練習でも組んでいないセットでしたが、前の2枚が左右カドで起点を作り、全体を押し上げることに成功します。

 浜松はラインが下がり、ゴール前でフラットな守備陣形に「させられて」しまいます。サイドでキープする大阪の選手に対して複数で対応することを余儀なくされ、結果的に第2PKマークあたりに位置取りする相手選手との距離が開き始めます。アルトゥールの落としから小曽戸が決めた3点目は、まさにそのエリアを使われた失点でした。

浜松は直後にパワープレーを始めますが、この日は大阪のプレスを警戒してか、こわごわボールを回している印象。前線でボールをかっさらわれ、2点を追加されました。前半を終えて0対5。ゲームは前半でほぼ決まりました。

写真をいくつか掲載します。大阪との対戦では、森、加藤未渚実というかつて東海リーグで活躍した選手のプレーも楽しみの一つ。この日は浜松の選手として大野一輝、田中充彦も出場していて、元名古屋オーシャンズサテライト、元ロボガト対決も見られました。
 

 

text & photo: Mitsuru Hashizume

 

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