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Archive for 7月 28th, 2009

7月26日の日曜日にエコパサブアリーナを会場に開催された2009東海1部リーグ第2節には、行われた全5試合のすべてに静岡県所属チームが登場しました。
このレポートでは第3試合から第5試合まで、各試合の様子を少しづつですがご紹介します

■XEBRA SHIZUOKA vs DANNY FC / Emerson

XEBRA SHIZUOKA

XEBRA SHIZUOKA

DANNY FC / Emerson

DANNY FC / Emerson

静岡県に所属するチーム同士の対戦となったこの試合、参加選手以外にも100人以上集まった観客にとって、実は試合の行方以上に大きく注目されていた事がある。
それはXEBRA SHIZUOKAの6番、安藤栄太選手がこの試合を最後にチームを離れるのではないか?という噂が広がっていたからだ。
噂の真偽は定かではないが、この試合はその安藤栄太選手を中心に写真を掲載したい。

いつもの事だが、攻守にわたり惜しみなく運動量を発揮する安藤栄太。

いつもの事とは言え、この試合でも攻守にわたり惜しみなく運動量を発揮する安藤栄太。

これまで同様にスタート5としてキックオフを迎えた安藤だが、いつもながらの入りの悪さを露呈するXEBRAは開始早々、Emersonに先制ゴールを奪われてしまう。とは言うものの、自力に勝るXEBRAはあせることなくボールをつなぐ。
安藤も攻守に渡り積極的なプレーを披露。ゴール前にも何度となく顔を出すものの、最後のワンタッチが合わずゴールが奪えないまま前半終了。しかしスコアは松浦、剣持、小嶋のゴールで3-1とXEBRAが試合をひっくり返していた。
後半に入ってもXEBRAペースの試合で時間が進み、横山、剣持がゴールを奪い5-1と試合の行方はほぼ決したものの、安藤にはゴールが生まれないまま時間が過ぎる。

何度となくゴール前でチャンスを迎えたのだが・・・。

何度となくゴール前でチャンスを迎えたのだが・・・。

観客席からは「栄太にゴールを!」という祈りが強くピッチに注がれ、大きな声援が湧き上がる。
そんな中、試合もまもなく終了かという38分、右サイドをフリーで抜け出した安藤にボールが渡ると、これをゴレイロの動きを見ながら落ち着いてゴールへ蹴り込み、本人はもちろんXEBRAサポーターにとっても待望のゴールが生まれた。

待望のゴールを奪い、観客席に向かいガッツポーズ!

待望のゴールを奪い、観客席に向かいガッツポーズ!

結局、最終スコアは6-2でXEBRAの勝利となったこの試合ではあるが、今季、どちらもチームの運営体制に大きな変化を生じているだけに、今後の東海リーグ参戦に向けそれぞれのチームのよりいっそうの結束に期待したい。
(※この日の第5試合でPraiaとGANGが引き分けたため、2連勝のXEBRAが第2節終了時点で東海1部リーグの首位となった。

■Frontier FC vs ROVERS. Ladies
静岡県所属の両チームによる東海女子の一戦。

Frontier FC

Frontier FC

ROVERS Ladies

ROVERS Ladies

Frontier FCはご存知の通り、昨シーズンの東海女子のチャンピオンで今季も連覇に向け意識は高い。

2連覇へ向け試合前のアップにも気合が入る。

2連覇へ向け試合前のアップにも気合が入る。

対するROVERSはメンバーの集まりに不安はあるものの、若手からベテランまでが参加し精一杯の戦いを見せる。

ROVERSのベテラン蔦木加代子(右)とチーム最年少の久保田フミ(左)中央は相変わらずの破壊力を見せるFrontierの石川美郷

ROVERSのベテラン蔦木加代子(右)とチーム最年少の久保田フミ(左)中央は相変わらずの破壊力を見せるFrontierの石川美郷

今季チームキャプテンを任されチームをまとめる小林千春。相変わらず右ひざはテーピングでガチガチ。

今季チームキャプテンを任されチームをまとめる小林千春。相変わらず右ひざはテーピングでガチガチ。

試合はROVERSの蔦木や戸塚が時折ドリブルで仕掛けるが、Frontierは落ち着いて対応、終始Frontierが優勢に進め8-0で完勝、連覇へ向け好スタートを切った。

■この日の最後の試合は今シーズン序盤の注目の一戦、Praia Grande vs Member of
the GANG/IGAUENO(三重県)の対戦です

Praia Grande

Praia Grande

member of the GANG / IGAUENO

member of the GANG / IGAUENO

第1節で新生Emersonに9-0と大勝し好スタートを切ったGANG。対するPraiaも第1節で2部からの昇格組のジュビロに食い下がられはしたものの4-2で退け白星発進。
わずか6チームでのリーグ戦なだけに、序盤での1敗はどうしても避けたいところだが、どちらも守備に偏る気持ちはかけらも見られず「攻撃は最大の防御」を地で行く、お互いスピードを落とさず激しく動き回り最後まで勝ちに行く気持ちが前面に出た試合だった。
試合は、GANGがほぼオールコートで運動量を発揮し、激しくPraiaを攻め立てる展開でスタート。
3分に石川勝也、6分には木村雄一がゴールを奪い2-0となる。
2点を先行されたPraiaだが直後にコート中央から一瞬フリーで抜け出した渡邉純にパスが通る。飛び出したゴレイロをワンタッチでかわした渡邉が丁寧にゴールへ流し込み1点を返す。
しかし、この日のGANGの仕掛けに手を焼くPraiaはファールを重ね、17分に6個目のファールを犯し第2PKを与えてしまうと、この跳ね返りを再びGANG木村に押し込まれてしまった。
この嫌な流れを断ち切ったのは、またしてもPraiaの渡邉だった。GANGゴール左前でのフリーキックを、ほぼ隙間のなかったニアポスト側に直接蹴りこみ2-3として前半を終えた。

前半から積極的に仕掛けていた渡邉。奪った2ゴールはPraiaにとって貴重なゴールだった。

前半から積極的に仕掛けていた渡邉。奪った2ゴールはPraiaにとって貴重なゴールだった。

後半の立ち上がりから、Praiaはパスの精度に気を配った試合運びでボールを保持する時間を作り出すと、前半から良い動きを見せていたベテラン渡邉が右サイドからも左サイドからも積極的に仕掛けシュートを放つ。
渡邉の3個目のゴールこそ生まれなかったが、26分、渡邉の放ったシュートから得たコーナーキックが相手の自殺点(公式記録は草葉大介のゴール?)を誘い3-3の同点に追いついた。

終盤はPraiaの攻勢が続いたが、決勝ゴールは最後まで奪えず!

終盤はPraiaの攻勢が続いたが、決勝ゴールは最後まで奪えず!

その後、前半とは逆に5個目のファールに達してしまったGANGは思い切った仕掛けが出来ず時間を消費してしまう。
しかし、Praiaも勝ち越しとなる4点目を奪えず、結局、3-3の引き分けでタイムアップを迎えた。
試合後、渡邉がつぶやいていた「勝ちきれなかった・・・」の言葉どおり、Praiaには試合をひっくり返して終えるチャンスがあったかもしれない。が、常に先手を取られたこの試合を、まずは負けずに終えた結果を前向きに捉えて次節以降につなげて欲しいと思う。

Praiaおなじみの応援バナーの横の小さいほうには、函南町立東小学校の文字が見えます。子供たちが描いた選手の似顔絵でしょうか?気になりますね!

Praiaおなじみの応援バナーの横の小さいほうには、函南町立東小学校の文字が見えます。子供たちが描いた選手の似顔絵でしょうか?気になりますね!

一方のGANGには打倒!静岡の心意気を充分に見させてもらった気がする。
第3節、第4節はGANGのホーム「ゆめドーム上野」での連戦となる。
静岡県関係者としては、特に第4節でのジュビロ vs GANGの一戦が今から楽しみだ。

■最後に、この試合を間近で見た者としての個人的な感想をひとつだけ。
試合には微妙な判定がつきものではあるが、前後半ともどちらかのチームが5ファールに達する展開の中、一つ一つのジャッジにこだわらず、冷静に試合を続ける両チームには東海1部でチャンピオンを目指すチームの器の広さを感じた。
また、これだけ高速で選手が動き回るゲームを経験したレフリーも、選手に負けないフィジカルを備えなければいけないことを実感し意識が高まるきっかけになる事と思う。

良い試合が良いレフリーを作るきっかけになるであろうし、良いジャッジが良い選手、良いチームを育てることは間違いないと思う。
審判と選手、決して馴れ合いは良くないが、お互い持ちつ持たれつの関係を理解しながら最高のリーグを作って欲しいと感じた。
とりあえず、横山、西野両審判、お疲れ様でした。

7月26日の日曜日にエコパサブアリーナを会場に開催された2009東海1部リーグ第2節には、行われた全5試合のすべてに静岡県所属チームが登場しました。
各試合の様子を少しづつですが2回に分けて試合順にご紹介します。

■まず最初はジュビロ磐田フットサルクラブ vs eldolado/SANTOS(愛知県)の対戦。

ジュビロ磐田フットサルクラブ

ジュビロ磐田フットサルクラブ

eldorado/SANTOS Futsal Club

eldorado/SANTOS Futsal Club

この試合はどちらも今季1部リーグへ昇格したチーム同士、そして第1節で負けているチームだけに連敗は避け一部昇格後の初勝利を目指した熱い戦いが予想された。

キャプテンを務める鈴木孝博

キャプテンを務める鈴木孝博

持ち前の足技で仕掛ける、佐野敦司。コンディションが完全ではなかったようだが2得点をあげたのはさすがだ。

持ち前の足技で仕掛ける、佐野敦司。コンディションが完全ではなかったようだが2得点をあげたのはさすがだ。

試合はジュビロの佐野敦司、門田雄輔、曽根宏文らを中心としたパス廻しのセットと、河合高宏、鈴木孝博、千葉武といったメンバーで構成する走るセットがそれぞれの良さを終始発揮、ジュビロが試合の主導権を握ったまま最後まで進み7-1のスコアで完勝した。

鈴木を中心とした走るセットもこの日多くの得点をあげた。

鈴木を中心とした走るセットもこの日多くの得点をあげた。

第1節でPraia Grandeとの激闘に敗れはしたものの、そのチーム力のポテンシャルは1部リーグの優勝争いができる事をはっきり示していたジュビロだったが、この第2節での勝利で今後の戦いにも弾みをつけたいところだ。

試合後、鈴木孝博主将にお話を伺うことが出来ました。

▼1部昇格後の初勝利、おめでとうございます。まずは率直な感想は?
昨年、2部リーグで2度対戦した相手。2度目の対戦となった特に後期リーグでは、良い戦いが出来なかった(※3-4の敗戦)ので、この試合には集中して臨めたと思う。
連敗は避けたかったし結果が出せて良かったかなと・・・できれば無失点で終わりたかったですね。

▼セットを使い分けながらの試合運びでしたが・・・?
まだまだ、やり始めたばかりのことなのでこれからもっともっと内容をよくしていくことが必要。
良かったか悪かったかを、この1試合での結果だけで見極めるのはまだ早いと思う。これからさらにそれぞれのセットの特徴を活かしながら精度を高めて行けるかが大事だと考えています。

▼東海リーグで始めて使用するサブアリーナの感触は?
新しいアリーナだし、床のグリップも良くてストップ&ゴーを多用する自分たちのスタイルには合っているかな。
チーム練習で使える機会も多いし・・・気に入っていますよ。

▼観客席にも応援団が駆け付けていましたがホームゲームの雰囲気でしたね。
多くの人が見に来てくれる前でジュビロとして無様な試合は出来ないので・・・ありがたいですし大きな励みになります。これからも、みなさんの前で結果を残さないといけないですね。

▼ずばり今年度の目標は?
1試合1試合大切に戦って、目の前の試合にベストを尽くし結果を出す、その積み重ねが優勝につながると思うので。
頑張ります。

■この日の第2試合は東海女子リーグのgolrira shizuoka vs FALCO GIFU F.S.(岐阜県)の対戦です。

golrira shizuoka

golrira shizuoka

FALCO GIFU F.S.

FALCO GIFU F.S.

昨年度の静岡県レディースフットサルリーグを制し、チーム結成2年目で東海女子リーグへ昇格を果たしたgolrira shizuoka。対するFALCO GIFU F.S.は古くからの東海女子リーグ参戦チームだ。
前半のなかばまで両チームともゴールが奪えず一進一退の展開で進んだこの試合は、13分、golrira松島千佳の先制点から一気に動き出した。

今季のチームキャプテンを務める松島千佳。怪我が完治していないながらも先取点をあげるなど奮闘していた。

今季のチームキャプテンを務める松島千佳。怪我が完治していないながらも先取点をあげるなど奮闘していた。

女性では珍しい、純粋左利きの青山実苗。積極的にシュートを狙っていた。

女性では珍しい、純粋左利きの青山実苗。積極的にシュートを狙っていた。

松島の先制ゴールに続いて16分に稲葉恵子が追加点をあげ2-0とgolriraがリード。この勢いで一方的な試合になるかと思いきや、FALCOは17分、18分に加藤愛の個人技による突破であっという間に同点。golriraは落ち着くまもなく同じ18分にFALCO畔上栄美子に逆転ゴールを奪われてしまう。
前半を2-3のビハインドで折り返したgolriraは後半5分に相手のオウンゴールでいったん3-3に追いつくが、32分にFALCO深尾侑貴に決勝ゴールを奪われ3-4で惜敗、東海女子参戦の初戦を飾る事が出来なかった。

戦術、システム重視の練習も間違ってはいないだろうが、練習メニューを実際の試合で再現してもゴールが奪えなければ何の意味もない。
「行き当たりばったり」という聞こえは良くないが、実際の試合ではこの「行き当たりばったり」の際の判断力の良し悪しや、思い切りのよさが試合結果に大きく影響することを忘れてはいけないだろう。
男女に係わらず、自分たちのゲーム運びにならなかったときこそ、そのチームの底力が現われるものだ。
先日、同じ会場で行われた日本代表候補のトレーニングキャンプの際にミゲル代表監督がもっとも声を大きくして選手たちに浸透させようとした事が【ゴールを奪う事への積極性】だったことを思い出して欲しい。
個の能力は高い選手が集まっているだけに、golriraにはチームとしての変革を期待したい。