選抜ユニフォームサプライヤー
デスポルチ
デスポルチ

連盟スポンサー
デスポルチ
デスポルチ

ミカサ
(株)ミカサ

宝くじのマスミ
宝くじのマスミ

■ カテゴリー
■ アーカイブ

Archive for the ‘Fリーグ’ Category

開催日:2022年1月8日(土)
会場:浜松アリーナ
TEXT & PHOTO :橋爪充

 

浜松市の浜松アリーナで行われたFリーグ2021/2022ディビジョン2第14節、アグレミーナ浜松対しながわシティは2対0でしながわが勝利した。前節で優勝を決めているしながわは、入れ替え戦(日時、対戦相手未定)、連覇が懸かる全日本選手権に弾みをつけた。浜松は4連敗で今季5位確定。

 

浜松は先発ゴレイロに今季初めて曽根颯来を起用。FPは鷲北一輝、山桐正護、須藤慎一、磯田剛志の面々でスタートを切った。しながわはゴレイロ柿原聡一朗、サカイ・ダニエル・ユウジ、白方秀和、菅谷知寿、野村啓介を起用した。

 

立ち上がりからクアトロで速く、正確なパス回しを見せるしながわがペースを握る。〝ダブルフィクソ〟にも見えたサカイ、白方が双方バランスを取りながら、前線にも進出する。
浜松も徐々にスピードに適応し、3分にはセカンドセットの巽優太が左サイドから中に折り返し、田中智基が枠内シュート(ゴレイロ柿原がセーブ)を放つなど、見せ場を作った。試合前にFリーグ300試合出場のセレモニーがあった田中はこの日、前線への持ち出しのタイミングや局面での相手を引きはがす切り返しなど、随所にベテランらしい的確なプレーを見せていた。

 

先制はしながわ。8分、中村友亮の左CKを佐藤建也がダイレクトボレーを放つ。ゴレイロの手をかすめたシュートがゴールに吸い込まれた。佐藤はF2リーグ単独首位となる今季13得点目。12分には特別指定選手の藤川侑哉が左サイドで見事なターンを見せ、右足でゴールに突き刺した。

 

第1ピリオドは2対0しながわリードで終了。浜松は前節ヴィンセドール白山戦から組み込んだ若手中心の〝第3セット〟が躍動した。川本樹弥、川辺寛悟、石川颯、児玉風河の4人がフィジカルの強さと積極的な前への仕掛けでゴールに迫った。

 

第2ピリオド、浜松はその第3セットをスタートに起用。21分、石川のパスを児玉が左で狙うがヒットせず。しながわはFP6人の2グループから交互に4人をチョイスして送り出す。岡山孝介監督によると、入れ替え戦に向けて選手の組み合わせの選択肢を増やすこと、選手個々の試合勘を落とさないことが主眼という。
どんな組み合わせでも各選手のタスクは変わらず、セットとしての強度は落ちない。〝第2セット〟では、ボラがスペースでしっかりボールキープ。予備動作、思考のクイックネスで他を圧倒する中村が、所狭しと動き回る。優勝はすでに決めているが、テンションの高いプレーが続く。

 

浜松もチャンスは作っていた。26分、右サイドの裏に抜けた巽のシュートはゴレイロ柿原が前に出てセーブ。27分にはCKから巽を経由して田中が正面からシュートを放つがDFにブロックされる。しながわの堅い守りを崩せない。

浜松は残り2分を切ってから田中をゴレイロに据えたパワープレーを見せるが、ゴールならず。ホーム最終戦は完封負けで幕を閉じた。

次節は神戸で10月に敗れている6位浜田と対戦する。

 

▼アグレミーナ浜松 0-2 しながわシティ

8分 佐藤建也(しながわ)0-1

12分 藤川侑哉(しながわ)0-2

 

▼アグレミーナ浜松・高橋優介監督コメント

-試合を振り返って。

「両ゴール前の決定機の質、技術の差が出たゲームだった」

-若いセットの起用について。

「前節の白山戦から使っている。3人、2人と人を入れ替えながら試してきたが、時期が遅くなってしまった。リーグの試合が少ないので、若手のゲーム経験の蓄積が足りない。だが、きょうは彼らのセットが一番良いと言ってもいいぐらいだった」

-後半は頭から使っていた。

「理由は二つ。一番いいセットだと思った。そして、前半を2番目のセットで終わらせることができたので、順番的に若い選手のセットになった。前半から後半の頭に持ってきたいなと思っていた」

-臆せず仕掛ける推進力が目についたが、監督の目から見て3セット目の良さは。

「プレーの質など細かいところは他のセットの方がいい面がある。だが、彼らは自分たちの良さをしっかり出そうという気持ちの切り替えがスムーズだった。特に前半は、自信を持ってプレーしていた」

-前半残り8分で2点目を取られて以降は零封した。タイムアウトやハーフタイムでどんな指示をしたのか。

「(2失点目、相手選手にゴール前で)ターン場面はピヴォをフィクソが見ていなかったことが要因。そのズレを解消するため、直後のタイムアウトで全体に確認した。しながわのプレーで怖いのは、ハーフライン付近からの距離感のいいピヴォ当て。その後に1人目だけでなく2人目にも走られ、後手を踏んでいた。ハーフタイムにその点を指摘し、そもそも当てられないような努力をしようと言った。当てられた後の対応は、マンツーマンをはっきりさせようとした」

-攻撃面では左右サイドの裏抜けでダイレクトシュートを打つ場面が目立った。

「そこに入れるところまでは狙い通り。しながわの守備の不安定さが出る部分だと思っていた。ただ、そのままシュートに行くか、(戻して)やりなおすかが難しいところ。このチームはゴール前で起点を作って攻撃する、という点はまだ強くない。(持ち出した)スピードのまま、攻撃が継続できるようにしたい」

-リーグ戦は残り1節。相手は10月にホームで敗れているポルセイド。

「絶対に勝ちたいが相性は良くない。最近はいいプレーを続けているチームだと思う。グループの戦いというよりも、個人個人がちょっとずつ相手を上回ることが大事になる」

 

▼アグレミーナ浜松・鷲北一輝選手

-しながわは立ち上がりからボール回しのスピード、シンキングスピードがともに速かった。今季3回目の対戦だったが、どういう印象だったか。

「最初はクアトロのイメージだったが、最近はピヴォを置いてもいる。きょうは第1ピリオドの後半あたりから狙いが分かっていたが、どうしても寄せられないシーンが多かった。2列目の声で主導したら、もうちょっと前で奪えていたかもしれない」

-若手4人の第3セットがホームでお披露目された。

「ホーム最終戦を目前にして、やっと意識がかわってきた。正直なところ、それができるなら最初からやれよとも思っている」

-最終節に向けて。

「リーグはなかなか勝てなかったが、最後の試合に勝利し、良い雰囲気を全日本につなげたい。次節は勝たなくては行けない試合だ。きょうは選手の状態が良かったが、たいていこういう時は次の試合は良くない。練習から雰囲気をしめていきたい」

-しながわ戦は3連敗に終わった。ホーム戦は1勝4敗1分け。

「(しながわは)全然勝てないい相手だとは思っていないだけに、悔しいのが一番。きょうぐらいのゲームを常にして行けたら、他の対戦相手との結果も変わってきたのはず。もっとホームで勝ちたかった。なぜかホーム戦になると、みんならしさを失ってしまう。5位という結果にも納得いっていない。チームとして試合内容は良くなっている。」

 

▼しながわシティ・岡山孝介監督

-試合の総括を。

「優勝が決まった後の最初の試合だったので、どういうモチベーションで入るか気になっていたが、選手たちは集中して、ピッチ上で100%出して戦ってくれた。スコアは2対0で十分ではないかもしれないが、僕自身は一定の満足感を得ている」

-前半のうちに2対0にしたが、その後は得点がなかった。要因は。

「(無得点)とはいえ、チャンスはコンスタントに作り続けていた。簡単に点が入らないスポーツだから、入る入らないは仕方がない。シュートの精度、その前のパスの精度、相手より速い動き出し。そういった所を 少しずつ向上させていけば変わっていくだろう」

-多くのセット、多くの選手の組み合わせを試していたように見えた。

「入れ替え戦までに公式戦が2試合しかないので、公式戦の感覚を取り戻してほしかった。その中で、攻撃、守備のバリエーションを見たかったというのもある。今日は選手それぞれが持ち味を出してくれて、こちらも手応えを感じている」

-コンディションがかなり良いように見えた。
「年末年始に休んでいないので、体が動くのは当然。今週は練習の強度を上げたので、逆に疲労が心配だった。ただ、入れ替え戦を考えると、今のうちに強度を挙げる必要があった。ただ、選手たちは思った以上に動けていた。集中力や責任感、おのおののコンディション管理の意識が高いのだろう」

-入れ替え戦に続いて、連覇が懸かる全日本選手権が待っている。

「目の前のことで頭がいっぱいだ。確かにぼんやりと(全日本の)イメージはあるが、自分の仕事の仕方は、1日1日を大事に過ごすことに尽きる。まずは入れ替え戦だ。もっと言えば、次節、次の練習。先のことは、その時考えるしかない」

開催日:2021年10月30日(土)
会場:浜松アリーナ
TEXT & PHOTO :橋爪充

 

浜松市の浜松アリーナで行われたFリーグ2021/2022ディビジョン2第10節、アグレミーナ浜松対ポルセイド浜田は4対1で浜田が勝利した。浜田のリーグ戦勝利は2019年11月17日のヴィンセドール白山戦以来、約2年ぶり。7月に就任した北智之監督の初勝利となった。前節の広島戦を劇的勝利で飾った浜松だが、最下位の浜田に敗れ、勝ち点は11のまま。1試合少ない首位しながわとの勝ち点差は9に開いた。

浜松はゴレイロ三浦弘暉、生駒瑠唯、鷲北一輝、山桐正護、須藤慎一の布陣でスタート。序盤は左右ライン際の敵陣深くに起点を作るなどしてペースを握った。高橋優介監督は、生駒、山桐に加え、巽優太、川本樹弥、川辺寛悟ら20代前半の選手を積極起用。試合を優位に進めた。
だが、先制は浜田だった。9分、ピヴォの布田有祐が浜松陣内からドリブル開始。2人を引き付けて左の三浦祐人に渡す。三浦が左足のインサイドでコントロールショットを放ち、ゴールを射抜いた。
浜田は1分半後に追加点。浜松サテライト出身のオオヤ・モントロ・エンヒが、右サイドで対面の児玉風河の股を抜いて前進、中央で待ち構える布田がパスを受けてゴールネットを揺らした。

第1ピリオドは2対0浜田リード。浜松は浜田の2倍の18本のシュートを打つものの、ゴールには至らない。浜田の愚直なシュートブロックが印象的な20分間だった。

こうしたゲーム展開の場合、一般的には「3点目をどちらが取るか」が勝負の分かれ目になる。試合の主導権をぐっと手繰り寄せたのは、またも浜田だった。前がかりになる浜松の背後を突く形で、右サイドの松山尚輝に長いパスが入る。絵にかいたようなカウンター。スピードに乗った松山はワンタッチで左足を振りぬき、浜松GK三浦の指先をかすめてネットに突き刺した。

浜松は残り7分半から須藤をゴレイロに据えてパワープレー開始。ここまで書いて、気が付いたが、パワープレー開始のタイミングもその時のスコアも、7月のホーム広島戦とほぼ同じだ。そして、その後の展開も。まるでコピー&ペーストのような記述になるが、以下記す。
須藤が相手4枚の中に巧みに入り込んでチャンスを作り、左サイドから持ち込んだ巽らが何度となくシュートを放つが、浜田GK後藤駿介の必死のセーブなどがあり、1点を返すにとどまった。

浜田は2年ぶりの勝利。昨年はリーグ戦で1勝もできなかっただけに、喜びもひとしおだ。浜松が主導権を握る時間帯も、ディフェンスは崩れなかった。各個人がシュートコースに立つことが徹底されており、最後の局面で「やらせなかった」ことが勝因といえる。
浜松はことし最後のホームゲームで悔しい敗戦。先制点を取られると、流れを引き戻せないのは出場メンバーの若さゆえか。まずはゴール前でのもう一工夫を、個人戦術として磨く必要があるだろう。

 

▼アグレミーナ浜松 1-4 ポルセイド浜田
9分 三浦祐人(浜田)0-1
11分 布田有祐(浜田)0-2
22分 松山尚輝(浜田)0-3
38分 須藤慎一(浜松)1-3
39分 三浦祐人(浜松)1-4

 

▼アグレミーナ浜松・高橋優介監督コメント
-シュートは打ったが入らないゲームだった。
「セカンドとかエリア内に詰めているのも足りなかった。相手に対して、最後の一歩が足りていたのか。メンタル的に乗り切っていないゲームだった。最近はそういうゲームはなかったのだが。あんまり調子のいい選手がいなかった。難しかった」
-プランは。
「今の浜松はチャンスがあってもなかなか点が取れない。ロースコアは覚悟していた。0対1までは覚悟していた。ただ、0対2になってしまったのがポイントだったと思う。相手はピヴォあてを狙っていて、個ではがしてくることはわかっていたが、1点ビハインドになってボールを奪い返したいというところが先に出てしまった。無駄な一歩が多く見られた」
-2点目、3点目がそうだった。
「1点取られたところでタイムアウトをとろうか迷った。そこで取らなかったのが、このゲームの、僕のミスだ。チャンスがあるから大丈夫かと思っていたのがダメ。いまの浜松はそこで一度止めてあげないと。もう少しリスクマネジメントしてあげないと難しかった」
-いい面でいうと、20代前半の若い選手の出場時間が伸びている。彼らは責任を背負ってプレーしているようにも見えた。
「たまたま松本や田中がけがをしている。若い選手が練習試合でも出場機会をふやしている。しながわ戦でも、若い選手が出ていても得られるものは大きかった。広島戦も一緒。14人のベンチ入りが決まってしまっているのが逆に良くない。ハングリーさに欠けている気がする。物足りない。勝ちに飢えてほしい」
-この敗戦を次にどう生かすか。
「そうですね…。うまく若手ベテランがはまり始めているところはある。その中で、もう少し若手が主導権を取ってほしい。それがチームに勢いをもたらす」

 

▼ポルセイド浜田・北智之監督コメント
-2年ぶりの勝利。
「去年は勝ち点が取れなかった。クラブにとってうれしい勝利」
-このところ、惜しい試合が続いていた。
「今シーズンは、選手が県外に出られず、アウエーでは6、7人で戦わざるをえない時期もあった。困難な状況の中でも、しっかりプレーを続けたことが、今日の結果につながったと思う」
-シュートブロックが光った。コースにしっかり入るというチームとしての意識づけを感じた。
「今は守備の練習を中心にやっている。プレスをかける際に、相手陣だけでなく特に自陣で強めないとシュートが入ってしまう。これまではミドルレンジからの失点も多かった。引いた時こそプレスを強くし、スペースをうめることを徹底している。今日はそれができた」
-攻撃陣への評価は。布田選手のピヴォとしての活躍が目立った。
「シンプルに相手のゴールに向かっていくというコンセプトでやっている。ピヴォのいるセットでは、ダイレクトにゴールに向かう。ターゲットをうまく活用して手数をかけずに、でも雑にならずに攻撃できたのが今日の良かった点だ」
-6番高橋琉七選手、7番野本選手ら新戦力も機能していた。
「10月からの合流で、まだ完全にチームにフィットしているわけではない。ただ同じ多摩大の先輩もいるので、なじむのは早かった。4―0のシステムの中で彼らがボールを前に運んでくれるのは、非常にポジティブな要素だ」
-今後の戦いについて
「まだ1勝で順位も一番下。アウエーの会場で最後に拍手をいただけたのは、自分たちのアグレッシブなプレーがお客さんに伝わったからこそだ。結果も大事だが、そういうプレーを続けていくことが大切だと思う」

開催日:2021年7月4日(日)
会場:浜松アリーナ
TEXT & PHOTO :橋爪充

 

2021年7月4日に浜松市の浜松アリーナで行われたFリーグ2021/2022ディビジョン2第5節、アグレミーナ浜松対広島エフ・ドゥは4対2で広島が勝利した。ヴィンセドール白山、デウソン神戸に連敗していた広島は、昇格争いのライバルを退け、3勝目を挙げた。浜松はリーグ1巡目の5試合を2勝2敗1分で終えた。

広島はゴレイロ尾関潤、渡辺大輔、武田侑也、田中晃輝、仁井貴仁でスタート。立ち上がりから、前2枚が強烈にプレッシャーをかける広島のDFが機能した。ミゲル・ロドリゴ監督時代の日本代表の「Yの陣形」にも見える守備網に、浜松は苦しめられた。

広島は2分、左サイドライン際でボールを保持した仁井が1人交わして中に切れ込み、前に出たゴレイロのミヤモト・ギレルメの肩を抜くチップキックシュートを決めた。攻撃時はクワトロ気味に回すファーストセットに、ベテランピヴォの冨廣洋平が効果的にボールを収めるセカンドセット。広島は色合いの異なる2セットで浜松を翻弄した。5分には攻め上がったゴレイロのミヤモトのシュートのこぼれを拾った仁井が自陣ペナルティーエリアから浜松ゴールに蹴り込んだ。

浜松もやられっぱなしではなかったが、流れをたぐり寄せられない。1分ほどで細かくセットチェンジを繰り返し、ゴール前まで再三持ち込むが、ポストやバーにはじかれること5度。フリーのシュートをふかすシーンも目立った。

前半は3対0広島リード。早い時間帯に得点を許した浜松は、残り5分でゴレイロを三浦弘暉にチェンジした。あらゆる手を尽くして流れを持ってこようとする高橋優介監督の苦心の采配だったが、3点ビハインドのまま折り返しを迎えた。

後半も最初のビッグチャンスは広島。21分、田中晃輝がゴレイロとの1対1の場面を迎えるが、シュートはバーを直撃。浜松は23分にCKから巽優大が蹴り込んで、追撃姿勢を見せる。
だが、この日の浜松は上げ潮ムードになっても流れを完全に引き寄せられない。25分、左サイドで得たFKを佐々木諒がぶち込んで4点目。実質的にはここで勝負あった。

浜松は残り8分から田中智基をゴレイロに据えてパワープレー開始。須藤慎一や鷲北一輝が相手4枚の中に巧みに入り込んでチャンスを作るが、ゴレイロ尾関潤の至近距離のシュートを止めるスーパーセーブなどがあり、1点を返すにとどまった。

シュート数は広島19本、浜松46本。浜松はパワープレーの時間が長かったとはいえ、相手の2・5倍のシュートを放った。だが、愚直にプレスをかける広島のディフェンスに耐えきれず、ほころびを見せてしまった。広島はそのほころびを確実に突いた。チームとしての意思統一の完成度が勝負を分けた。

 

▼アグレミーナ浜松 2-4 広島エフ・ドゥ
2分 仁井貴仁(広島)0-1
5分 仁井貴仁(広島)0-2
13分 佐々木諒(広島)0-3
23分 巽優太(浜松)1-3
25分 佐々木諒(広島)1-4
35分 鷲北一輝(浜松)2-4

 

▼アグレミーナ浜松・高橋優介監督コメント
-1巡目最後のゲームを振り返って。
「2点目と4点目の失点がポイントでした。前半に自分たちの時間帯でチャンスを決められず、ゲームとしてさらに苦しくなってしまいました」
-シュートがバーやポストに嫌われるシーンが多かった。
「『こっちに(流れを)持って来られそう』というタイミングで失点してしまいました。そうした部分をコントロールしなくてはなりません。正直なところ、ゲームが始まって残り時間18分ぐらいでタイムアウトをとろうかと思っていました。不具合がたくさんあった。ただ、タイムアウトを取る前にゲームを動かされてしまいました。考えたことが裏目に出たと思います。そこを相手に突かれてしまった」
-2失点目の直後、開始5分足らずでタイムアウトを取ったが、どんな話をしたのか。
「守備の切り替えの緩さ。パスが横に2、3本つながっていて、引き付けられているから裏を取ろう。キーパーをうまく使おう。もうちょっと言いたかったけれど、ディフェンスのこと、攻撃のことを全部で3つ言ってしまったので、それ以上言えないなと思いました。その言葉だけで勝手にやるかと思いましたが、甘かったですね。もうちょっと細かく言えば良かった。木曜日に(名古屋オーシャンズ)サテと練習試合をして、内容が良かったので心配しなくていいかなと思った自分が甘かったです」
-前線からのプレスが機能していなかったということ?
「ウチはそこで『行く』という姿勢を貫いている時期なんです。今日は待たずに行った結果、間延びしてしまい、相手ボールになったときの撤退も悪かった。後手を踏むことになりました。ただ、これは哲学というか。このクラブがどういう方向に進むかにおいて、この1年は大事だと思います。そう簡単ににファーストラインを落としたくない」
-次節は2カ月後。
「フロントの方と話さなくてはいけませんが、できる限り練習試合を入れていきたいですね。ゲームをこなすことが大事。(公式戦の)選手起用についてシビアになっているので、そういうところでいろいろな選手を出したい。それから、選手には申し訳ないですが、練習の強度をもうちょっと上げたいです。やればいいというわけではありませんが、量も大事なので」

 

▼アグレミーナ浜松・鷲北一輝選手コメント
-ゲーム全体を通じての感想は。
「ある程度準備はしていたが、予想以上に相手が前に圧力をかけてきていました。真ん中からサイドに付ける時に、ちょっと駆け引きをしてくれないとハマってしまうんじゃないかというのが怖くて。いつもより付けられませんでした」
-プレス回避に苦労していたように見えた。
「(ボールを)受けた時にプレッシャーがきているので、マイナス(のパス)でサポートを使って裏を取れれば良かったですが、どうしても足元ばかりになってしまいました」
-次節まで2カ月。どう過ごすか。
「今までのアグレミーナだと緩くなりがちですが、それを(自分が)先頭に立ってどれだけ締められるか。ずるずる行かず、成果を積み上げなくてはいけないと思います」

 

▼広島エフ・ドゥ・村上哲哉監督コメント
-試合を振り返って。
「開幕戦でしながわに、ホームで浜田に勝利した後に白山、神戸に連敗してしまっていました。けが人や退場者など、いろいろアクシデントがある中で、しながわ戦で見せた俺たちのフットサルをみんなでもう一度体現しようという思いでした。今日は特にディフェンスに関して、望んでいることをほぼパーフェクトにやり抜いてくれたと思います。それが勝利の要因ではないでしょうか」
-ディフェンスでは前2枚の激しい追い込みが効果的だった。
「昨シーズンはマンツーマンでしたが、自分も就任5年目で新しい形も作らなくてはなりません。今年はプレシーズンからゾーンのディフェンスを機能させようと取り組んできました。マンツーで強度高くいく時と、ゾーンで残って受け渡しをする時の使い分けが強みです。ただ、今日は相手に技術レベルが高い選手がいる中で、ゾーンで残るとラインの間を突かれるリスクがあったので、人に強く、受け渡せるところは受け渡してアグレッシブにプレスをかけようという形で入りました」
-ピヴォの冨廣選手によくボールが収まっていた。
「本人にも言っていますが、一番いいシーズンかもしれません。体もひとまわり大きくなって、前で背負うシーンが増えました。広島育ちなので、ここに強いチームを作りたいという気持ちが誰よりもあります。日頃の積み重ねがパフォーマンスに表れていると思います」

 

▼広島エフ・ドゥ・三島光太郎選手コメント
-セカンドセットとしてゲームに入った。
「今週はセット間で話し合う時間が多く取れました。今日はどっちのセットが先に出るか分かりませんでしたが、ファーストセットが早い時間に点を取ってくれたので、優位に試合を進めることができました」
-冨廣選手のキープからチャンスを多く作りだしていた。
「ちょっとずれたボールでも収めてくれるので、安心感がありますね。体を張ってくれる選手がいてくれるのはありがたいです。冨廣選手と一緒にプレーするのは4シーズン目なので、ある程度どこに出るかがわかります。合図は送っていますが、ここに出そうだと思った所に当てられています。今日は収まる機会が多かったので、自分たちのリズムが作れました」
-2巡目に向けての抱負を。
「今日は勝ちましたが、前節までの連敗の原因は明確です。それを2巡目3巡目で繰り返さないことが大事です。しながわ、神戸とも試合があるので、しっかり勝ちきりたいです」

開催日:2021年5月29日(土)

会場:浜松アリーナ

TEXT & PHOTO :橋爪充

2021年5月29日に静岡県浜松市の浜松アリーナで行われたFリーグ2021/2022ディビジョン2第2節、アグレミーナ浜松対デウソン神戸は1対1の引き分けだった。浜松、神戸ともに1勝1分のシーズンスタート。最後まで強度と緊張感の持続する好ゲームを、次節以降につなげたい。

高橋優介監督の初陣となった開幕節はポルセイド浜田に3対0で勝利した浜松。連勝がかかるホーム開幕戦で、昇格候補のデウソン神戸と対戦した。

浜田戦のメンバーから、ゴレイロを変更。三浦弘暉がスタメンを得た。FPは前節と同じ顔ぶれ。キャプテンマークを巻く鷲北一輝、松本行令、武田彰、須藤慎一でスタートした。

立ち上がりは神戸の組織的なディフェンスが機能。鈴村拓也監督が送り出した3セットは、ボールホルダーに対するコースの切り方と、パスコースの読みが連動しており、足の出し方なども徹底した訓練の跡がうかがえた。自陣の第2PKマーク辺りから始まるハイプレスに、浜松は大いに苦しんだ。

ただ、先制したのは浜松だった。5分、ゴレイロ三浦のスローは、相手ゴレイロとフィクソの間に入り込んだ松浦勇武の頭にどんぴしゃり。軽く飛んで頭を振った松浦が見事なゴールを挙げた。三浦はこの後も攻撃の起点としてよく機能した。相手を引き付けてのパスやゴール前へのロングスローは、この試合全体を通じて浜松の大きな武器となった。

前節のヴィンセドール白山戦では1対3からゲームをひっくり返した神戸に、慌てた様子は見えない。8分、右CKからのルーズボールがフィクソの佐川祐己の前にこぼれる。これを佐川が、ゴール左上の「ここしかない」という場所に蹴り込んで同点。前半はこの後も高い位置でプレスをかけ続けた神戸の優勢で終わった。

後半の神戸は前半の3セットを少し崩し、「2・5」セットのような選手起用で強度の高さを確保する。浜松はファーストセットと松浦勇武、巽優太、萩原洪拓、田中智基のセカンドセットが核。高橋監督は、相手のセットに合わせてセットチェンジするのではなく、試合状況と個人のコンディションを主眼に置いて選手を投入した。

前半はプレスの回避に四苦八苦した浜松だったが、後半はピヴォの松本が下りてパスコースを増やしたり、ゴレイロ三浦がボールを早めに前線供給したりして、少しずつ自分たちの形を作り出す。特に、ファーストセットの右アラ武田、セカンドセットの左アラ巽が、縦への仕掛けを増やしてチームを活性化した。

前半ほどにはゲームを支配できなくなった神戸だが、マンマークを基本とした守備は、構築美を感じるほど堅固。浜松の選手がスイッチや斜めのドリブルで攪乱を試みても、スムーズな受け渡し、局面ごとのアタックとカバーの的確な関係は崩れることがなく、ゴール前の決定機を数多く作らせなかった。

ミスをした方が負ける、という緊迫感が最後まで途切れなかったこのゲーム。残り1分を切ってから、双方にチャンスが訪れた。浜松は左サイドの細かいパス交換から須藤がファーポスト付近に鋭いスルーパス。これをバックステップで裏に抜けてゴレイロと1対1に持ち込んだ鷲北がダイレクトシュートするも、態勢に難があり当てるのが精一杯。神戸も前線に残ったフリーの湯浅拓斗に長いボールが入ったが、左足シュートはチップ気味になってしまい不発に終わった。

ともに特徴を出しながらも痛み分けに終わった第2節。高橋監督は「最後まで力を落とさずに戦えていた」と前向きに捉えた。次節は6月19日に全日本選手権覇者のしながわシティと対戦する。

▼アグレミーナ浜松 1-1 デウソン神戸

5分 松浦勇武(浜松)1-0

8分 佐川祐己(神戸)1-1

 

▼アグレミーナ浜松・高橋優介監督コメント

-ホーム開幕戦、ゲームを振り返って。

「前半は自分たちのリズムが取れませんでした。相手の強度の高さもあり、攻撃のベースがうまくいかなかったように感じました。後半はパスのラインを修正するなどして、押し込む時間が長かった。(就任前に)浜松は公式戦になると元気がなくなると聞いていて、開幕節もそういう傾向がみられましたが、きょうはそのままで終わることがありませんでした。最後まで落ちずに出し切っていくことはできていたと思います」

-相手の3セットに対して2セットで対応。相手のセットに合わせるという考えはあったのか

「特にないです。今の時期は自分たちのペースでやることが大事ですから。これは今、経験しておかないと、シーズンが深まってセットを崩したり、けがで選手がいなくなったら対応が効かなくなります。現時点では7人が軸になっていると思います。そういう意図はあります。今後、3セットで安心して戦えるようになったら、相手のセットに当てることもあるでしょうが、今は自分たち主体の考え方が強いです」

-後半の修正点は。

「開幕節の神戸をみていると、(トップが)下りてくる動きに対して困っていた印象。練習でやっていなかったが、そういう流れに持っていこうとしました。スペースやギャップをついて押し上げていって、機会をみて3-1に戻すという意図でした。もう一つ、個人がパスを出した後に考えちゃうところがあって、動きの連続性が少なくなっていたので、そこを改善しました」

-しながわシティ戦に向けては。

「映像を見ながら対策を考えるが、ゲーム間隔が3週間空くことで、僕らも相手も変わると思います。相手は2試合して、特に開幕節は負けている。3節目は数段いいレベルになってくるでしょう。リーグ戦、特に昇格を考えたときにいい準備をしつつも、削るところはしっかり削らなくては。工夫と割り切りが必要で、それに合わせて攻撃を組み立てる必要があると思います。相手はたぶん3セットで回そうと思えば回せるでしょう。こちらは2セットがベースになります。ゲームをやりながらではなく、事前にいろいろ考えなくてはいけないですね」

 

▼アグレミーナ浜松・鷲北一輝選手コメント

-ゲーム全体を通じての感想は。

「前半は個人的に入りが良くありませんでした。セカンドボールを拾えていなかった。前半途中から後半にかけて走りを意識しました。出たときは100%やることしかできなかったので、走れなくなる前に声を掛けて替わりました」

-勝ち点1をどう捉えるか。
「決定機はあったのにゴールを奪えなかったのが悔しい。ただ、選手間で話もしたが、戦えるようにはなっていると思います。だからこそ余計に悔しい」

-次節のしながわシティ戦をどう戦うか。

「昨シーズンは点差が開いた負けが2試合続いたが、個人的には苦手にしている気持ちはない。第2節を最低限として、それを上回るよう、集中して練習に取り組んでいきたいです」

 

▼アグレミーナ浜松・巽優太選手コメント

-試合を振り返って。

「全体的にアグレッシブでアクティブな、お客さんに熱狂してもらえるような試合ができた。相手も激しいチームだったが、ひけを取らずにできたのではないでしょうか。チームとしては現時点でいい状態にあると思います。手応えはありました」

-左のアラが主戦場。

「監督は一人一人、やりたいプレーを尊重してくれています。一緒に出ている選手も、(自分の)やりたいプレー、得意なプレーを理解してくれていて、サポートしてくれたり、助言してくれたりします。自分は新入りですが、リスペクトしてくれてありがたい。きょうはそういう面でも結果を出したくて、点を取れそうな場面もあったのに残念でした」

-ファーストセットの武田選手とは名古屋サテライト時代から一緒にやっている。

「(名古屋サテには)3年間共に在籍し、そのうちの2年間は常に一緒のセットでした。同じ部屋で生活をしていました。お互い切磋琢磨する関係。今年も同じチームでプレーすることになりました。別のセットに出ていますが、彼はイマジネーションが面白い。誰も想像していないようなプレーをします。僕にも『ここだけは彰に負けていないぞ』という部分があります」

-背番号10を田中選手から受け継いだ。

「オーシャンズでも10番を付けるのが目標でした。この背番号を受け取ったからには、チームの顔になりたいと思っています。うれしい半分、新人なので背水の陣という気持ちもあります。決まったときに、このチームのために全てを注ぐという覚悟が定まりました」

 

▼デウソン神戸・鈴村拓也監督コメント

-試合を振り返って。

「どちらも落ちることがない、締まった内容の好ゲームになりました。1対1でしたが見応えがある試合だったのではないでしょうか。お互いに崩れる、崩せる場面が、特に最後の方にあったし、(神戸は)前半最後にセットプレーで好機もあった。チャンスが少ないゲームでは、そういった所を決めきることが大事だと思います。ただ、ディフェンス面で大きなほころびもなく、選手たちはよくやってくれました」

-前半の3セットから後半は2セットに切り替えたように見えた。

「後半も3セット出してはいました。2セット半、というか。3セットの中で選手を入れ替えたりもしていた。今年はそれができるんです。誰がどのセットに入っても、選手たちは気持ちの面を含め、しっかりやってくれている。そういったことを活用して、勝ちに持っていくのが自分の目指すところです」

-特に前半の守備は狙い通りはまっていたのでは。

「3-1、4-0の大枠で考えたときの、私の考えるフットサルのディフェンスを伝えています。選手たちは距離感などを自分たちで調整してくれている。誰がどういうセットに入っても、相手がどういうシステムだったとしても去年以上にやりきれていると思います」

-攻撃面では、相手陣で早めに起点を作っていた。

「ピヴォが相手の背後に入っていって、長い距離で2枚目がはいっていく。そうすれば相手の走る量も増えていく。その徹底を意識していました。相手を後ろ向きに走らせようという意図でした」
-2節を終えて1勝1分け。この結果の評価は。

「前節の逆転勝ちに続いて負けなかったことは大きいですね。ずっと1位でいたいが、長いリーグ戦なのでなかなかそうはいきません。最後に1位でいるために負けないことも必要。次節の浜田戦はしっかり勝ち点3を取って、2節の引き分けをいい形でつなげたいですね」

2019年9月14日に静岡市清水区の清水総合運動場体育館で行われたFリーグ2019/2020ディビジョン2第7節、アグレミーナ浜松対広島エフ・ドゥは4対2で広島が勝利した。浜松は同会場での初開催を白星で飾れず、リーグ前半を4勝3敗で折り返した。広島は15日開催の横浜対北九州の結果を受けて、2位北九州から勝ち点1差の3位につけた。

 

「良い時間帯の追加点」の重要性を実感させられる浜松の敗戦だった。浜松は立ち上がりから主導権を握り、5分に野嶋倫の左サイド縦突破から中の磯田剛志が決めて先制。その後もプレスラインが定まらない広島の2セットを相手に、軽快にボールを回した。

 

10分前後には鷲北一輝、中村友亮、山元優典、日永田祐作のセットが良い距離感でパス交換しながらチャンスを作り、2度の決定機を迎えた。だが、ここで浜松の前に立ちふさがったのが広島のゴレイロ尾関潤だった。的確なポジショニングと反応の鋭さでシュートをはじき、追加点を与えない。試合を終えて振り返れば、この二つのシーンと、16分の中村友亮のカウンター独走からのシュートが右に外れた場面のうち一つでも決まっていれば、浜松は楽にゲームを進められただろう。

 

こうした展開になると、我慢を重ねた側に流れが傾くのが、フットサルの常。広島は前半の終盤までほとんど決定機が作れなかったが、18分に佐々木諒のミドルシュートが決まり、追いついた。広島は、ファーストセットの富廣洋平、セカンドセットの永井聡の両ピヴォに早めに当てる攻撃を執拗に繰り返していた。同点の場面は右サイドに流れた富廣がキープし、中央の佐々木がノーマークでシュートを打った。浜松はピヴォへのマークは厳重だったが、この場面ではハーフラインを超えたあたりまで進出したフィクソ佐々木への対応が緩かった。

 

後半は取って取られてで2対2に。緊迫した空気が館内に充満し、非常に良い雰囲気だった。試合が決したのは35分。広島は左CKを三島光太郎がニアに蹴りこみ、武田侑也がゴレイロの前で触ってゴールを陥れた。浜松のマンマークの虚を突いた、広島にしてみれば「してやったり」の勝ち越し点だった。

浜松はすかさず須藤慎一をゴレイロに据えてパワープレーに出るが、淡々としたパス回しに終始し、広島のDFの穴を見つけることができない。4対2で広島が逆転勝ちを収めた。

 

ともにFリーグで選手として活躍し、日本代表経験もある浜松・豊島明監督、広島・村上哲哉監督の対戦だったが、アウエーチームを率いた村上監督に軍配が上がった。

広島は5勝2敗で折り返し、2位北九州に肉薄した。村上監督は「選手、監督ともに引き出しは多くないが、自分たちのスタイルを貫いて戦いたい」と後半戦を見据え、F1昇格にも意欲を示した。

浜松は4勝3敗。惜敗が続く前半戦を踏まえ、豊島監督は「これで終わりではない。立ち上がる気持ちを強く持って戦いたい」と巻き返しを誓った。

 

▼広島エフ・ドゥ 4-2 アグレミーナ浜松

5分 磯田剛志(浜松)0-1

18分 佐々木諒(広島)1-1

27分 オウンゴール(広島)1-2

31分 山桐正護(浜松)2-2

35分 武田侑也(広島)3-2

37分 永井聡(広島)4-2

 

▼アグレミーナ浜松・豊島明監督コメント

-ゲームを振り返って。

「立ち上がり、先制したところまではよかったが、そこから追加点を奪えなかった。ギアを上げた時間帯に追加点を取れず、オウンゴールで悪い流れを引き込んでしまった」

-前半に追加点が取れなかった要因は。

「ポイントはセットプレーだった。フィールドできれいに崩しきるのはなかなか難しい。接戦では特にセットプレーが重要だった。相手は2本決めて、こちらは決めきれなかった。パワープレーの失点は、引き分けではだめだったので仕方がない。対策はしていたが、スカウティング以外の部分で対応が足りなかった」

-後半は、相手のピヴォ2枚に縦パスがよく入れられていた。

「前を向かれてシュートを打たれていなかったが、確かにボールは収まっていて、嫌なところではあった」

-リーグ前半を終えて4勝3敗。この結果については。

「自力優勝が厳しくなったと認識している。だがこれで終わりではない。ここから立ち上がる気持ち、自分たちの目標としているところにどれだけ近づけたいかという気持ちの勝負だと思う。(敗れた)横浜戦、北九州戦も、シュートがうてずにゲームを落としているわけではない。ゲームを決めに行くという強い気持ちと冷静さが必要だ。後半戦も、勝負を決めるゴールを貪欲に、アグレッシブに狙っていく」

 

▼アグレミーナ浜松・中村友亮選手コメント

-ゲームを振り返って。

「先制して、追い付かれて、逆転され、同点に追いついたところまでは良かった。いい流れもあったが、相手はセットプレーを2本決めてきた。同じ形からやられている。ちょっとしたコミュニケーションのずれが原因だ。特に3失点目は、その前の失点と同じ形だったので、守りのコミュニケーションが取れていればという悔いが残る」

-リーグの折り返しの一戦。前半7試合を振り返っての感想は。

「勝負弱い。接戦で勝てない。(1部から降格したチームということで)相手はどこも向かってくる。(こちらも)絶対に負けないという強い気持ちがあるが、力が入りすぎてフィニッシュの精度が下がっているように感じる。もっと冷静に打たなくては。チームとして、こういうプレッシャーでゲームをやりなれていないところもある。開幕時の目標は全勝優勝だったが、前半の結果を踏まえて、後半は目の前の試合に集中して戦いたい」

 

▼広島エフ・ドゥ・村上哲哉監督コメント

-勝ち点12で並ぶチーム同士の対戦。試合前は選手にどんな指示をしたか。

「過去は変えられないが、未来は変えられる、という話をした。1巡目最後の試合でコンディションの不安もあったが、選手は高いモチベーションで乗り越えてくれた。成長を感じた一戦だった」

-押し込まれた前半に比べて、後半はピヴォにボールが収まり、ペースを握れていた。

「シンプルに裏に蹴っていくということを徹底するという点では、やり方は変えていない。後半はそれをきちんとそれを体現してくれたということだと思う。前半に追いついたタイミング、後半に自分たちのやり方で逆転できたこと。全てがパーフェクトだった」

-リーグの折り返しで勝ち点15。開幕前の予測と目標と比較して、この結果をどうとらえるか。

「横浜、北九州、浜松との試合がカギになってくると思っていた。このうち、横浜と北九州の試合はホームだったので、最低限でも勝ち点1を得るつもりだったが、かなわなかった。きょうの浜松との試合で勝ち点3を取れたのは、そうした意味でも大きい。選手も自分も経験値が高くないので、スタイルのバリエーションは多くない。自分たちのやり方を徹底して後半戦を戦いたい」

 

▼広島エフ・ドゥ・三島光太郎選手コメント

-3点目のシーンを振り返って。

「ハーフタイムに、浜松のマンツーマンを外すために、キーパーの前で(ボールに)触ろうと話をしていた。それがうまく行った」

-前半は押し込まれたが、後半はペースを握っていた。

「今までは、試合の途中でうまく行かないとイライラすることもあった。だが今日は、自分たちを信じて最後までゲームができた。これまでのリーグ戦ではできなかった試合だ」

-リーグの後半戦をどう戦うか。

「最初の試合の相手である柏は、かなり戦力補強している。1戦目とは違った展開になるだろう。油断せずに戦いたい。上位の横浜、北九州との対戦は、自分たちのスタイルをしっかり出したい。ケガで離脱中の選手も戻ってくる。チーム全体で勝ち切りたい」

 

※TEXT & PHOTO :橋爪充