静岡県のフットサルについて
 ■フットサルの歩みと今後への期待
フットサルの歩みと今後への期待
財団法人 静岡県サッカー協会フットサル委員会
顧 問  加 藤 眞 久
 フットサルは、南米を中心に発達したサロンフットボールと、ヨーロッパ、アメリカ等を中心に広まったインドアサッカーが、1994年に改正されたFIFAのフットサル新ルールのもとに統一された競技です。 世界のサッカー強豪国の多くでは、以前から遊びとして路上や空き地などを利用し、子どもから大人までフットサルに盛んに親しんでいます。 日本と世界のサッカー技術のレベルの格差の秘密は「ミニサッカー(フットサル)があるかないかの差である」といっても過言ではありません。 ペレ、ジーコ、など世界のスタープレーヤーの多くは、フットサルの経験があります。 日本でも北澤 豪(1989世界大会に日本代表として出場)、小野伸二(1995全日本少年大会の優秀選手、得点王)をはじめ、フットサル経験のある選手の活躍が目立っております。

 フットサルは、「いつでも どこでも だれでもできるスポーツ」として若年期におけるサッカーセンスの向上に役立つとともに、ファミリースポーツ、コミュニケーションスポーツ、生涯スポーツとして世界中で楽しまれているのです。
日本では近年のフットサル施設の増加に加え、フットサルの全国リーグ「Fリーグ」が昨年スタートしたことなどで、フットサル競技が驚異的に普及してきており、前述したこのスポーツの特性とあわせ、現在の国民の生活にフィットしているといえます。 フットサルは今後の国民スポーツとして将来が大いに期待されます。

 このような経過を踏まえて普及してきた日本のフットサルは、遡れば1966年に、札幌大学の柴田メ教授のブラジルとの関わりからスタートしました。 その後、ブラジルから当時の藤和不動産に来日したセルジオ越後氏が中心となり普及に努めました。 そして彼を中心に1980年から5年間、ブラジルから名門パルメイラスなどを招聘し全国ツアーを実施しました。 初めて見る「サロンフットボール」の素晴らしいプレーに驚嘆したものです。 このブラジルチームの招聘には、電通の平野宣行氏(浜松市出身)の支援を特筆する必要があります。

 本場のプレーに接し、日本でもさっそく大会が企画されました。
静岡県沼津市において、1985年(昭和58年)に社会人を対象とした「第一回全国サロンフットボール選手権」がスタートし、15年間継続して開催されていました。
その後、同大会は、「全国選抜大会」として現在も開催されており、第20回大会と昨年行なわれた第23回大会では、静岡県選抜チームが優勝の栄冠を勝ち取とりました。 まさに、全国選抜大会のスタートを切ったサッカー県としての意地と伝統が継承されているといえます。

 一方、少年を対象とした全国少年大会が1991年に見切り発車として東京でスタートしましたが、静岡県から出場した「沼津FC」は小野伸二選手が大活躍し、決勝では読売SCに敗れたものの見事、準優勝となりました。 この大会での小野選手は35点をゴールしダントツで得点王となりましたが、この時に天才児の登場として脚光を浴びるスタートを切ったといえます。 この大会は、現在は全日本少年フットサル選手権大会(バーモントカップ)として全国都道府県の代表チームが参加し開催されており、静岡県でも「天竜少年団」や「聖隷JFC」「アスルクラロ沼津」などが優勝しています。 また、この大会は数多くの優秀な選手の通過点となっており、なでしこジャパンの澤穂希選手(日テレベレーザ)が府ロクサッカー少年団で男子に混じって大活躍していたことなどが記憶に残っています。

 次に世界とのかかわり合いですが、日本のフットサルチームは国際大会に、度々出場して多くの貴重な体験を積み、現在は、アジアのトップクラスに君臨していることは、それまでの役員・選手の献身的な実績の上に積み上げられたと言えます。 特に、1985年にスペインで開催された「サロンフットボール・ワールドカップ」では、まだFIFAとFIFUSA(国際フットサル連盟)が同じ組織でなかったことから、大変困難な条件のもと開催されましたが、関係する役員、選手は苦難を乗り越えて全員自費で参加し、オランダ戦に勝利したのです。 この勝利は、1936年ベルリン五輪のサッカー競技一回戦で優勝候補のスウェーデンを破った快挙と同じ価値があるといわれております。

 今やわが国における「フットサル」は、Fリーグが昨年からスタートし着実に全国に普及浸透して来ています。
サッカー県静岡としては、残念ながらFリーグに参入していませんが、東海地域のリーグには多数の強豪チームが参加し、Fリーグ参入を虎視眈々として狙っています。 そればかりか、静岡県リーグそして県内の各支部リーグには多くのチームが割拠しており、将来が非常に楽しみです。
このように静岡県におけるフットサル競技の普及には、静岡エフエム放送株式会社様より平成6年度(1994)から長い間ご協賛いただいております「K・MIXカップ」(全日本フットサル選手権 静岡県予選大会)の効果が大であることを特筆しておきます。
そして、社会人や少年の他、女子リーグも年々充実してきており、ファミリースポーツとしての舞台も整ってきていることは明白であります。 さらに、今後は、高校(第ニ種)、中学(第三種)にもチームが結成され、リーグ化が図られ国民スポーツとして市民権が得られるよう、関係者のご尽力が期待されております。

 静岡県では各支部組織が確立され、ブルトーザー的行動力のある鎌田委員長を筆頭に益々進展していくことが大いに楽しみです。



 ■静岡から世界へ [組織-地域-大会の相関図]
組織-地域-大会の相関図
静岡県フットサル委員会

 ■平成20年度、21年度 静岡県フットサル委員会 役員一覧
役  職
(担当)
氏  名
(敬称略)
 
役  職
(担当)
氏  名
(敬称略)
 
役  職
(担当)
氏  名
(敬称略)
委員長 鎌田 晃司   第3種委員長 北村 光   技術委員長 湊谷 淳
副委員長 松島 年穂   第4種委員長 小川 信二   県選抜監督 桜井 栄志
東部支部委員長 加藤 浩和   女子委員長 松本 裕二   県選抜庶務 吉岡 秀晴
中東部支部委員長 今川 保   審判委員長 内山 直樹   事業部長 松本 裕二
中部支部委員長 新間 智之   県リーグ1部 鳥居 浩   連盟庶務 只川 正彦
中西部支部委員長 八木 勝之   県リーグ2部 比嘉 裕一   運営(女子) 杉本 恵
西部支部委員長 松島 年穂   県リーグ女子 波多野 一記   運営(女子) 稲葉 恵子
顧問 加藤 眞久   施設部長 田中 耕造   運営(O-40) 松下 充
顧問 海野 力致   登録担当 松島 このみ   運営(U-15/18) 蔵元 光洋
顧問 高村 克己   広報部長 松下 信明   運営庶務 渡辺 優美